和同開珎がつくられてやがて1300年を迎えます。この機会に、当館に寄託されている旧埼玉銀行の貨幣コレクションを中心に、古代中国貨幣から記念コインまで、9万枚ものお金が入っていた埋納遺構やさらにお金にかかわる民俗資料など、身近なお金にまつわる企画展を開催します。お金の存在がうすくなった今日の電子マネーの時代に、お金のもつ長い歴史とその背景にあった社会の様子を、写真や映像もふくめたさまざまな資料から楽しくふりかえります。
和同開珎から江戸時代の大判小判、そして現代の記念コインまでの主要な貨幣。9万枚もの古銭が甕(かめ)に満載されていた府中市内から見つかった中世の埋納銭。昭和30年代から40年代の県内の様子を伝えるなつかしの『埼玉ニュース』も放映いたします。