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好評 公開中です!

自然の驚異を改めて思い知らされた夏の終わり…
台風で被害に遭われた地域のことを考えると、いたたまれない気持ちです。
せめて一日も早い復興を願うばかりです。

さて、博物館では、仙波東照宮所蔵の三十六歌仙額の公開が始まりました。
今年も3期に分けての展示です。


仙波東照宮は、徳川家康を祀ったところですので、江戸時代には、当然のことながら一般人は立ち入ることなどできませんでした。
ましてや、中に入って歌仙額を見ることなど、考えられなかったことです。
たとえ拝殿の中に入れたとしても、額は頭上に掲げられており、明かりがあるわけではないし…
薄暗い中で、細かいところまで見ることはできなかったはずです。


今も、普段は建物の外観を門の外からのぞくことしかできません。
石鳥居の奥に見える階段の上に拝殿・本殿はありますが、階段を上がりきったところまでしか行けません。



でも、ありがたいことに私たちは間近に拝見することができるのです!
展示ではガラス越しではありますが、第4室のケースは当館では最も見やすく作られております。
衣に描かれた文様などまでしっかり見ることができます!
写真ではわかりにくいと思いますが、黒い服にも文様があるんですよ!
ぜひ、ゆっくり御堪能ください。


2期は10月6日(火)から、3期は同27日(火)からです。

(平成27年9月29日(火) 展示担当 善哉DOJI )

 

10月17日土曜日開催の十二単の着装の公開抽選を行いました

9月23日(水・祝)午前10時に、10月17日(土)開催の「十二単・小袿の着装」の公開抽選を行いました。

 
12名の応募者から10名を抽選します

 
お客様に御協力いただき公開で抽選いたしました。

今回は、小袿希望者(中学生以下)は、定員の7名に達しない4名でしたので全員体験可能となり、十二単の定員は通常の7名から小袿の不参加分3名が増加して10名となりましたが、応募者が12名というなかなか切ない状況でした。


抽選結果です。

当選された方は通知のハガキがつきましたらご連絡を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
また、今回残念な結果となりましたお客様もどうぞご了承いただき今後ともご高配を賜りたく宜しくお願い申し上げます。

3番と6番の方には申し訳ありませんが、またのご応募を宜しくお願い申し上げます。

(平成27年9月24日(木) 学習支援担当 タケチクリン)

 

兵どもが 夢の跡(つわものどもが ゆめのあと)

去る8月30日(日)、夏の特別展「戦国図鑑 ―Cool Basara Style―」が終了しました。暑い中、雨の中、多くのお客様にご来館いただき心から感謝しております。

会期中は、夏休みということもあって、小学生の方々もたくさんお越しになりました。またゲーム「戦国BASARA」ファンの方々もお越しになりました。そのようなわけで、熱心に甲冑に見入る小学生の隣に、伊達政宗公ファンのお姉さま方といった、これまでの当館ではあまり見られない華やか・賑やかな風景も繰り広げられていました。

さて、8月13日付のブログ「上半期結果発表~!」でご紹介した、「あなたのお気に入りの変わり兜」の集計がついに、ついに終わりました(遅くなってすみません!)。
そこで本日は、満を持して結果を発表いたします!
                     (回答数1422、有効回答数963)。

さあ、第1位は!
鉄錆地一枚打出和製南蛮兜(64回答)

「ネズミ系の某キャラクターみたい!」といった声のたいへん多かった、この兜。皆さん、改めて申しますが耳のように見えるのは鮑(あわび)ですよ、鮑。ちなみに鮑は木製です。兜鉢の下部に、切鉄で装飾が加えられているところも素敵ですね。

 

続いて第2位は!
銀箔押鯰尾形兜(61回答)

鯰尾形の兜、実は当時から人目を集めていたようで、「会津物語」や「大坂軍記」にも記されており、同じ形の兜は他にもあったようですよ。現代に生きる私たちの「おもしろい!」や「いいね!」の気持ちが、いにしえの人々と通じているなんて嬉しくなってしまいますね!

 

 

そして同じく2位!
雑賀兜(61回答)

これは驚きの結果です。上半期結果発表では、第4位に位置していたこの兜。後半になって猛追をみせ、堂々の2位となりました。やはり女性からの「おしゃれ!」の声が多く寄せられていました。鉢の模様が、なんとも言えずモダンですよね。

 


続きまして、第4位!
熊毛植大水牛兜(57回答)

「強そう!」「熊毛!」といった、見た目の力強さをたたえる声が多かったこの兜。ずらりと変わり兜が並んだケースの中央に鎮座していました。あまた並んだ、いずれの変わり兜にも負けない力強さが人気だったようです。

 
 

そして第5位!
黒漆塗鯱尾形兜(49回答)

海の王者、鯱(シャチ)の尾をかたどった兜、その形といい、鯱をかたどるというユニークな発想といい、多くの人々の心に残ったようです。

 

どんどんいきましょう、第6位!
鉄黒漆塗六枚張突盔形兜(44回答)

力強さという点で、大水牛角は他の追随を許さないアイテムのひとつだといえますが、とりわけ金箔押しのこの捻り角には驚かされますね。ところがこの角は木製のため、見た目に反して驚くほど軽量にできています。

 


次はどんな兜かな?第7位!
鉄黒漆塗長烏帽子形兜(43回答)

烏帽子(えぼし)とは、成人した男性が着けるかぶり物のことです。この兜は、鉄板を左右から2枚合わせ、烏帽子をかたどっています。黒漆塗の烏帽子に置かれた金色の蛇の目紋が映えていますね!

 


7位の次は、第8位!
波頭形兜(43回答)

波の盛り上がった頂点をかたどった兜で、後頭部には金箔を押した魚のひれが着けられています。海の雄大さ、力強さが表されていますね。そういえば、某アニメの海産物にちなんだ一家のご長女の髪型に通じるような・・・。

 

 

そろそろ息切れ、第9位!
金銀箔押古頭形兜(41回答)

ねじあやめの葉をモチーフにした、馬藺(ばりん)の前立が印象的ですね。まるで光が四方に指しているかのような形です。余談ですが、豊臣秀吉が着用した兜にも馬藺の前立が着けられていたものがあったそうです。

 

 

とうとう最後、第10位!
鉄金白檀塗角頭巾形兜(39回答)

全体に金箔を施した上に漆を塗り(こうした技法を白檀塗といいます)、前面の2箇所、後面の1箇所に、金蒔絵の桐紋が配した兜、なんともいえず雅やかな雰囲気をもっていますね。

 


じつはここに挙げた変わり兜以外にも、たくさんの兜が皆さんの心を惹きつけた「お気に入り」になりました。同時に、「どの兜もよかったので決められない」「全部よかった」といった御意見も目立ちました。

学芸員の、「どんな兜が皆さんの心を惹きつけるのかな」といった、ひょんな思いつきから生まれたこの質問。アンケートに御協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


さて、展示のためにお借りした資料も、所蔵者のお手元にほぼお返しすることができ、色とりどりの兜や甲冑で賑やかだった特別展示室は、がらんとしています。そして新たな展示に移ろいゆくのです。そう、それはまさに特別展示室を舞台にした「兵(つわもの)どもが 夢の跡」。
 
来たる10月10日より開催される特別展「慈光寺 -国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の担当チームは、準備に余念がありません。この特別展は、慈光寺に伝来した国宝、法華経一品経の全巻が修理後一堂に会する初めての機会となります。

皆様のご来館、お待ちしております!

(平成27年9月17日(木) 展示担当 Sugar)

 

グーグルアート撮影チームがやってきた!

みなさんこんにちは。
歴史と民俗の博物館の広報担当K-800です。

夏の終わりの雨の季節
午後のひとときを
みなさんは何をしておすごしでしょうか?

私は検索エンジンのグーグルが開いているアートプロジェクトで
世界中の有名な美術館や博物館をまわっています。

ゴッホ、ダビンチはもちろん
横山大観、川合玉堂、さまざまな工芸品まで
美しいたくさんの画像で楽しむことができます。

先日、
そんなグーグルアートプロジェクトでも
特にきれいな作品の画像を撮影する仕事が歴史と民俗の博物館で行われました。


スペインから2人のカメラマンがやってきて撮影したのは
上杉謙信がもっていたことで有名な国宝の短刀です。

鎌倉時代の1323年に備前長船派の刀工・景光(かげみつ)が打ったこの短刀は
片落ち互の目という刃文のとても美しい刀です。


撮影のライトをあてると刀はピカピカ鏡のように光ってしまうので
造り込みがわかる形の細部や表面の刃文、地金の質感などを
写真で切り取るのは難しいことです。


スペインチームは
たくさんの小さなLED電球を集めたライトを使い
収蔵庫前室(博物館の資料を観察したり手入れをしたりするための部屋)の真っ暗な中で
国宝短刀の刃文を華やかにうかびあがらせていました。


それはそうと
何故かスペインチームは英語でコミュニケーションしていました。
どうやら一人がアイルランド人だったようです。

このところ海外に出ることもなく
久しぶりに英語でのコミュニケーションをとろうとしましたが
言っていることはわかっても言葉が出てきません。
言葉は使わないとどんどん忘れてしまうものですね。


日本そばが好きだと聞いたので
帰りに大宮公園駅そばのおいしい蕎麦屋さんをごあんないしましたが
満足していただけたかどうか。

昨日はポーランドだったそうなので
滞在する2週間の間は和食を楽しんでもらいたいと思いました。


年末には当館の資料もグーグルアートの仲間入りを果たす予定です。
仮想世界旅行の旅行地の一つとしてお楽しみにしてください。


(平成27年9月16日(水) 企画担当 K-800)
 

もうすぐ20歳

もうすぐ誕生日がやってきます。誰のかって?

実は、私が密かに決めているものなので、誰も知りません。
20年前の9月19日、当館に太平記絵巻巻第七が来ることが決まりました。
誕生日というのも少し妙かもしれませんが。
当時、担当していた私には、絶対に忘れられない日です。
二昔も前の話なので、何のことかと思われる方がほとんどでしょうが・・・


ソレハ サテオキ。
苦労した甲斐もあり、太平記絵巻は今ではすっかり当館の顔!ですよね?


写真の掲載依頼がダントツで多いし、展覧会への出品の要請も多いし。
まもなく巻第二が熊本県立美術館へ出張する予定です。
埼玉から離れたところでも、たくさんの方に楽しんでいただけますように。



しみじみ感慨に浸っている場合じゃありません。


「こんなところで油を売ってるヒマはないでしょ!!」と言われつつ。


秋の特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の準備は大詰めです。


でもその前に、秋の恒例、重要文化財 三十六歌仙額(川越市 仙波東照宮蔵)の公開が始まります。


すでに予告パネルも出しております。

今年も常設展示室4 美術展示室で9月15日から3期に分けての紹介です。


というわけで、さいたま文学館とのコラボ 森田恒友さんの展示はもうすぐ終了です。


10月10日からは特別展と常設展示とも埼玉の名品が勢揃い。


ナンとお得な。


芸術の秋も、すぐそこです。


忘れられないうちに…(サイソクもされて?)近況報告でございました。


(平成27年9月14日(月) 展示担当 善哉DOJI )

 

「かわら版・浮世絵にみる幕末の世相」開催!

常設展示室8室では、標記の特集展示を開催しています。現在の私たちは浮世絵を芸術作品として鑑賞しています。ところが、江戸時代の人々は、情報を得るための印刷物(情報媒体)として浮世絵をとらえていました。今回の展示では、ペリー来航から戊辰戦争にいたるまでの政治状況や世相を描いた浮世絵を展示しました。

 
 《展示資料の一例》当世長ツ尻な客人

*解説
 慶応4(1868)年8月の検閲印があり、4月11日の江戸城明け渡し以後の世相を描く浮世絵です。新政府軍の江戸長期滞在を嫌う江戸庶民の感情を代弁した作品です。

*絵解き
 料理屋「東楼」を江戸城、江戸城に駐留する新政府方(画面右上)を長っ尻な客人と見立てています。画面左上では、料理屋のおかみや女中は困惑し、襖(ふすま)の裏で客が早く帰るようにおまじないをしています。客人は、右から順に、新政府方の彦根藩、土佐藩、長州藩で宴席を囲んでいます。立ち上がって唄っているのは薩摩藩です。しかたなく唄に調子をあわせている芸者は、徳川御三卿の田安です。画面左上で、箒(ほうき)を上下逆さにして手ぬぐいをかぶせているのは天璋院(てんしょういん)、草履(ぞうり)を裏返しているのは和宮(かずのみや)です。これらの行為は、客人が早く帰るようにするためのおまじないでした。画面下で、店の外で部屋が空くのを待っている客は、旧幕府側で、会津藩を先頭として、以下、仙台藩、米沢藩、徳川慶喜(よしのぶ)、庄内藩となっています。

《現在展示中の主な作品》
*[浮世絵]きたいなめい医難病療治(嘉永3年):手腕のない幕府閣僚を風刺
*[浮世絵]浮世又平名画奇特(嘉永6年):ペリーの来航に対する幕府の動揺を表現
*[かわら版]糸毛御車御行列并役人附(文久元年):和宮の江戸下向を報道
*[錦絵]当世長ツ尻な客人(慶応4年):江戸に居座る新政府軍を風刺  
  9月28日(月)に展示替えを行う予定です。


(平成27年9月3日(木) 展示担当 ぽんぽん君)
 

大人も子供も楽しめる「戦国図鑑」!!

日に日に来館者も増え、活況を呈している特別展「戦国図鑑」です。皆さんもうご覧になられましたでしょうか!?


今回の展示の目玉の一つは、展示ケースいっぱいの変わり兜ですが、実は変わり兜だけでなく、筋兜(すじかぶと)や小星兜(こぼしかぶと)などもドーンと展示しています。鉄地や造形の美しさが堪能できる兜鉢がこれほど一堂に会する展示も、他では見られないと思います!!

兜鉢がドーン!!
さらには、面頬もドーン!!

さてさて、そんな質実剛健、本格的な展示が見どころの「戦国図鑑」ですが、一方、夏休みのお子様たちに大人気なのが、ゆるキャラ、政宗くんと幸村くんです。


お二人の正式なお名前(?)は、カプコンのホームページによると、「ゆる奥州筆頭 政宗くん」と「ゆる天覇絶槍 幸村くん」だそうです。
政宗くんは、<見た目はゆるくても心はクールな奥州のカリスマ>で、<部下たちとよくパーティーをひらく>と、なんともかわいらしい経歴の持ち主です。実は英語も勉強中だとか・・・。


そんな政宗くん、先日オープニングイベント以来のご出陣をなされました。動きもとってもチャーミング。騎馬像や、政宗と小十郞の墨絵をバックに写真撮影!!あまりの人気に、予定を変更しcoolにアンコール出陣もしました。


騎馬像が見守る中ご出陣!!
騎馬像と一緒に!!
政宗と小十郎の墨絵と一緒に!!

本格的な甲冑からゆるキャラまで、大人も子どもも楽しめる「戦国図鑑」ですが、会期は今月30日までです。ぜひご来館ください!!

(平成27年8月14日(金) 展示担当 N)
 

上半期結果発表~!!

皆さま、暑い夏いかがお過ごしですか?
博物館は相変わらず特別展「戦国図鑑 ―Cool Basara Style―」で“熱い夏”を過ごしております!

さてさて、「戦国図鑑」では、ご観覧いただいたお客様にアンケートのご協力をお願いしています。そこでは、「あなたのお気に入りの変わり兜」をお聞きしています。


そこで展示期間の折り返しも過ぎた本日は、どんな兜がお客様の心を惹きつけているのかご紹介します。(回答数548、有効回答数373)。


それでは第1位!
銀箔押鯰尾形兜(35回答)
天にすっくと伸びる銀の鯰尾。シャープで個性的なデザイン、まさに Cool Basara Style、ですね!長い尾の部分は革製で、じつは見た目よりも軽いのですよ。

 

続きまして、第2位!
熊毛植大水牛兜(24回答)
照り輝く黒漆塗の木製脇立と、兜鉢などに廻らされた熊毛がじつに威嚇的!朱色の日輪も映えています。
 
 
さあ続いては第3位!
鉄錆地一枚打出和製南蛮兜(23回答)
某キャラのようにも見えますが、耳の様な脇立ては鮑(あわび)をかたどったものなのです。ネズミ等の動物とは関係ないと思われます。

 


そして第4位!
雑賀兜(21回答)
これは渋い!鉄錆地の雑賀(さいか)鉢に切鉄を廻らせた文様がオシャレです。実は担当もこの兜に魅せられている一人です。

 


最後に第5位!
黒漆塗鯱尾形兜(18回答)
魚の尾を題材とした変わり兜は数あれど、この兜は海の王者、鯱(シャチ)の尾をかたどったものです。流れるようなフォルムが魅力ですね。

 


ところでお気づきでしょうか?
有効回答数に対し、1位から5位までの票数が少なく、かなり回答がばらけているということを。
今回発表した兜以外にも、お客様それぞれが魅力を感じている兜がたくさんあるということが示されています。

特別展「戦国図鑑 ―Cool Basara Style―」、会期は8月30日まで!
あなたも是非その目で、変わり兜の魅力を感じてください!     

(平成27年8月13日(木) 展示担当 Sugar)

 

お出まし! お出まし!

先日、ときがわ町にある慈光寺さんから仏像などを拝借して参りました。

それは、7月、夏の特別展「戦国図鑑」が始まった直後のこと。
いつまでも戦国モードじゃないんです。(少なくとも慈光寺チームは)


目下、秋の特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の準備に追われまくっている毎日です。


そう、あの日もとっても暑かった!
熱中症になりそうでした。気持ちだけで乗り切ったような気も。


お経だけの展示かと思っていた皆様、御安心を。(何を心配する?)


例えば、これまで寺外には出たことがない仏像も。


観音堂に安置されている木造十一面観音立像。御住職によれば、堂から出したこともないとか。
この像は大きく、厨子から出すのは本当に大変でした。
下見もしていましたが、厨子の中では、どうしても後ろ側(背面)の状態はよく確認できませんし。まず、出せるのか、本当に心配でした。
強引に扱って傷をつけるのは論外です。
暑い中、緊張もあり、大汗をかきながら…汗を垂らす訳にはいかないし。


当館に運び込んで無事作業が終わった後は、ぐったり…でした。
こんな作業が2日間。お世話になりました方々、ありがとうございました。


えっ、これじゃ肝心のお像がよく見えない?
しばしお待ちを。ただいま、念のため殺虫燻蒸中です。


この他にもいろいろ。慈光寺さん以外の御所蔵者にも御協力いただいております。
秋の特別展は、10月10日からです!

(平成27年8月12日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

美術作家・野口哲哉氏来館!

8月9日(日)、特別展「戦国図鑑」に展示中の「armoured dream」を製作された美術作家の野口哲哉氏が、共催の日本甲冑武具研究保存会の上田常務理事とともに来館され、松本副会長らとともに展示を見学されました。

空前絶後の甲冑の展示に感動された様子で、2時間近くをかけて熱心に見学され、作品へのインスピレーションがくすぐられたようでした。最後にご自身の作品「armoured dream」をご覧になり、製作の様子をお話になっていました。



(平成27年8月12日(水) 城代家老)
 

美術展示室は涼やか♪♪

ただいま、特別展「戦国図鑑―Cool Basara Style―」を開催中につき、緊張感と重厚感が充満しております。
甲冑って、暑そうですよね。重いし。
どうも夏向きではない感じが…
いやいや、特別展示室は“暑い夏”じゃなくて“熱い夏”です。
熱いのは、心と見た目です。展示室は涼しいので御安心を。



さて、常設展示4美術展示室「森田恒友~文学と美術~」の展示替をしました。

といっても、“大きなマイナーチェンジ”という感じなので、全体の雰囲気は変わっていませんけれども (^^;)


後半のおすすめは、大正10年4月に発行された雑誌「電気と文芸」の表紙絵の原画です。


涼やかでしょう? やさしい色合いがステキなんです。
タイトルは「春郊」。
春景色ですが、この暑~い季節にさわやかな風を運んでくれるような気がします。

ところで、表紙の原画ですので、雑誌はどうできあがったかというと…

こんな感じです。
約100年前の雑誌です。今のカラー印刷のようにはいきません。
空の淡い青色が無くなってしまっています。
違う絵にも見えます。


色の印象って大きいですね。


恒友さん関係の資料は、ほとんど入れ替えました。
後半もどうぞゆっくりお楽しみ下さい。
9月13日(日)までです!!

(平成27年8月5日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

常設展示室も「戦国モード」!?

特別展で賑わっている博物館ですが、常設展示室(江戸時代Ⅰ)では、特別展タイアップ企画として、岩槻藩、岡部藩、忍藩、川越藩にかかわる当世具足4領を展示しています。




実は当館の常設展示で、当世具足をこれだけ展示することはめったにありません。
戦国の甲冑や兜を見て、戦国モードになっていただいた後には、ぜひ江戸時代の具足もご覧ください。


(平成27年7月31日(金) 展示担当 N )

 

幸村くんのご出陣!!

7月18日に開幕した特別展「戦国図鑑」ですが、オープニングイベントでcoolに出陣した政宗くんをよそに、幸村くんには、ずっと館をお守り頂いていました。
しかし、関東初お目見えの幸村くん、実は動き出したくてうずうず。



そんな幸村くん、お館様の許可を得て「戦国図鑑」のチラシを配るべく、遂に出陣いたしました。(自動ドアに頭が挟まったことは内緒…)

チラシ配布に、いざ、参る!!

見てください、この熱い!!後姿!!

熱く燃えたぎった幸村くんは、この暑さにも負けず、無事に館にご帰還しました。博物館の中では、騎馬像前や真田幸村の墨絵の横で記念撮影!! 一緒に撮影できた人は超ラッキー!? 


 
さて、政宗くんと幸村くんですが、お客様の反応次第では今後も動くことがあるかも!?
夏休みに入り、熱さが増してきた「戦国図鑑」、さらに奮いますぞぉっー!!


(平成27年7月31日(金) 展示担当 N )

 

埼玉の人物「根岸武香」の展示が始まりました!

当館の常設展示室には、郷土の人物を紹介する「埼玉の人物」のコーナーがあり、定期的に展示替えを行っています。

今回は、吉見百穴(よしみひゃくあな)の発掘とその後の保存活動、『新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)』の刊行に尽力した根岸武香(ねぎし・たけか)を取り上げました。

大森貝塚を発掘したE.モースとの交流を示すモース直筆画や、武香が蒐集した埴輪、吉見百穴発掘当時の写真、『新編武蔵風土記稿』出版の際に用いられた挿図の木版などを展示しています。

会期は、今年の10月18日まで。

 

(平成27年7月30日(木) 展示担当 ぽんぽん君)
 

続 埼玉が戦国モード!?

戦乱に巻き込まれ、あわや討死か!? というところでございましたが、
なんとか命だけは長らえております。(*_*)

特別展「戦国図鑑―Cool Basara Style―」


すごいですよ。


ポスターやチラシのイメージで、「若年層向けか」と躊躇されている方がいらっしゃいましたら、それは誤解でございます。


ま、入口にはこんなかわいらしい子もいるんですが。
青い子が「政宗くん」で、赤い子が「幸村くん」だそうです。
(大河ドラマの先取り!?)
なんと、幸村くんは関東初登場だとか。
首に六文銭(ろくもんせん)をつけているところがニクい!
この子たち、頭が大きくてドアを通れない^^;
なんて、お茶目さも抜群です。
(お子さんたちに大人気)

おっと、特別展の本体は、甲冑の重厚さに圧倒される展示になっております。
ある意味、当館の通常の展示です。
内容濃いです。充実してます。(担当、がんばりました。)



特に兜のコーナーは圧巻です。



前代未聞とは、このことではないでしょうか。

「当館のケースって結構入るものだな」って妙なところに感心したりして…
でも、展示作業は大変でした。歩くスペースがない!
冷や汗かきまくりでございました。


誰がこんな形を思いついたんだろうかというものが並んでいます。
現代のキャラ・デザインに負けてない上、それを実際に作ってしまう…
職人の技、意地を感じます。


ゲーム愛好者の皆様も、攻略の合間の気分転換にいかがでしょう。


こんな展示、普通じゃできないです。(確かに普通ではない!?)
特別展は8月30日(日)までです。
ぜひぜひ、お見逃しなく。


あ、ちなみにDOJIは次の展示で熱中症になりそうです。(それはまた改めて)


(平成27年7月28日(火) 展示担当 善哉DOJI )

 

戦国図鑑が開幕じゃい!!

(一社)日本甲冑武具研究保存会と(株)カプコンと共催しております特別展「戦国図鑑 -Cool Basara Style-」が始まりました!! まさに博物館は戦国モード!!
ブオー、ブオー、ブオーーーーー(法螺貝のつもり、、、)

初日の18日にはオープニングイベントも開催。館内ではキャラクターの世界観を表現した墨絵原画も展示。「戦国BASARA」キャラクターを撮影できるスポットもあります。


 

特別展示室では、日本甲冑武具研究保存会の協力のもと、戦に臨む出で立ちを当時の甲冑を用いて再現したジオラマがお出迎え!? 下の写真はその展示作業の様子です。


 


鎧や兜、古文書を中心に約150点の資料を展示しています。
みなさんの御来館をお待ちしております。
おのおのがた~~、出陣じゃ~~~~~~~!!

(平成27年7月23日(木) 展示担当 U )

 

若き日の恒友さんの情熱

鬼気、いや、会期迫る特別展「戦国図鑑―Cool Basara Style―」の臨戦態勢をよそ目に、常設展示4美術展示室の「森田恒友~文学と美術~」では、ゆったりとした空気が流れております。

森田恒友さんは、幼少の頃から絵が得意だったものの、なかなかお父さんの許しをもらえず、明治34年(1901)、20歳の時にようやく中村不折に入門、画家への道を歩み始めました。翌年には東京美術学校西洋画科に入学、同39年に首席で卒業しています。

さて、注目したいのは、「方寸(ほうすん)」という雑誌です。卒業後、間もなく、石井柏亭や山本鼎(かなえ)とともに創刊したこの雑誌は、最初は3人の同人誌でした。画家仲間の雑誌ながら、美術と文芸が融合した、とてもユニークなものです。



薄いけれども判型は大きく、版画の付録があり、当時としてはとてもカラフルです。
誌名も含めて1冊まるごとローマ字で書いてある号もあるなど、本当にやりたいことをやり、おもしろがって作っているのが伝わってきます。
そんな気持ちって伝わるものだなと、感じるのは私だけでしょうか?

ところで、“方寸”とは、文字どおり、「1寸(約3㎝)四方」のことをいい、転じて「ごく狭いところ」という意味があります。また、古代中国では心臓の大きさは1寸四方と考えられていたことから、「心」とか「胸中」という意味もあるそうです。

この誌名にも、「小さくても、自分たちの心」という恒友さんたちの思いが込められているように思います。


35号まで発行され、最大で3,000部も印刷されたそうです。でも、100年以上前の雑誌ですから、ほとんど現存していません。
さいたま文学館でも展示する機会が少ないので、今回を逃すと、次はいつ御覧になれるか…
どうでしょうか。見てみたいと思われましたか?

(平成27年7月16日(木) 展示担当 善哉DOJI)

 

戦後70年、あのころのくらしをふりかえる「戦争中のくらし」開催中です

今年は1945(昭和20)年の敗戦から70年を数える節目の年です。常設展示室第9室(近現代)の一角では「戦争中のくらし」を開催中です。

日本がアジアや太平洋で世界の国々と戦ったさきの戦争では膨大な数の人々が戦争のために亡くなり、また傷つきました。1931(昭和6)年から1945(昭和20)年までのあいだに埼玉県から戦場へと送り出された人々のうち、48,453人が亡くなり、故郷へと帰ることはありませんでした。

 
 展示室のようす


1941(昭和16)年に米国との戦争がはじまると、翌年4月18日の川口市、潮止村(現八潮市)への爆撃をはじめとして、県内にも空襲が行われます。県内での空襲による最大の被害は敗戦の日、1945(昭和20)年8月15日未明の熊谷空襲です。この空襲で熊谷市は市街地の大半を焼かれ、市街地だけでも234人が亡くなり、多くの負傷者を出しました。県全体では700人以上の人々が亡くなっています。このように空襲は大変恐ろしいものでした。
 
 
 空襲で投下された焼夷弾


長引く戦争のため、国は日常生活を制限し、人々は食糧やモノの不足する苦しい生活を強いられました。身の回りの金属は戦争のために差し出され、代わりに陶器などの使いにくい道具が考え出されました(代用品)。また空襲を避けて東京都から本県に避難してきた子供たちは慣れない生活を送りました。
 
 
 いろいろな代用品

戦争は多くの人の命を奪い、傷つけ、そして人々に苦しい生活を強いるものでした。この展示では、実際に体験された人々も少なくなってきた現在、当時の資料で戦争の悲惨さ、平和の尊さをお伝えできればと考えています。

展示室内では1987(昭和62)年に制作された、県内の空襲体験者の証言を集めた映像も放映しています。
 
 映像「あの空を忘れない」

(平成27年7月15日(水) 展示担当S )

 

今年も博物館実習を実施しています

博物館実習は学芸員の資格を取得するために必要な科目の一つです。実習生にとっては大学で学んだ知識を生かして、現場でほんものの文化財に触れたり、様々な実務に取り組んだりできる、資格取得の総まとめの機会です。

今年も歴史と民俗の博物館では埼玉県内を中心に25大学から39人の実習生を迎えて、博物館実習を行っています。


6月23日から7月1日まで、考古、歴史、古美術、民俗の各分野の資料の取り扱い、体験学習(まが玉づくり・藍染め)や模擬展示、そして博物館内の環境調査や広報資料の発送などふだんはあまりみることのできない業務など様々なプログラムに取り組んでいただきました。


実習生は夏休みの期間中も実習を行います。これからの博物館を担っていく実習生たちの活動を暖かく見守ってくだされば幸いです。

 巻子の取り扱い 土器の梱包
  
 まが玉づくり 模擬展示
  
 特別展広報資料の発送作業 展示についてのプレゼンテーション


(平成27年7月14日(火) 展示担当S )

 

太鼓の魅力?小さなお子さんの熱心さに感動する「お囃子体験教室」

6月27日(土)午後1時30分から3時30分まで、当館講堂で特別体験事業「お囃子体験教室」を開催しました。やむなくお休みされた方もいらっしゃいましたが、その御兄弟の方と保護者の方は参加してくださいましたので、家族単位ではなんと出席率100%でした。担当として感謝の念にたえない気持ちです。


講師による模範演奏
 

美術展示室はのんびりと

最近、当館では、夏の特別展「戦国図鑑―Cool Basara Style―」のせいか、とても緊張感が高まっております。いつも以上にまさに合戦前夜みたいな感じです。


そんな中、常設展示4美術展示室は、また別の意味でいつもと違う雰囲気になっております。
6月23日から、「森田恒友~文学と美術~」というテーマで現在の熊谷出身の画家 森田恒友さんを紹介しています。




恒友さんは、セザンヌの影響を受けた画家なのですが、後年は水墨画が中心となりました。また雑誌などの表紙絵や挿絵も数多く手がけております。

今回は、さいたま文学館とのコラボ展示で、大正時代に刊行された「電気と文芸」という雑誌とその挿絵を中心に紹介しています。








これは、田山花袋の「海」という短編小説の挿絵の原画です。




 

 

これは、田山花袋の直筆原稿と、挿絵の原画と、掲載誌の3点セットで紹介しています。

今から100年近く前のものです!


特に挿絵の原画はハガキの大きさにも満たない小さなものです。
よく残っていたなぁと、感動しました。
しかも3者そろってさいたま文学館にあるなんて!
さらにいえば、3者はそれぞれ偶然に文学館が収集したものなんですよ。
驚きですよね。


戦国モードの当館の中で、ゆったりとした恒友さんの世界。
9月13日(日)までです!!

(平成27年7月1日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

埼玉が戦国モード!?

タボウヲキワメテおりましたところ、「何サボっているんだ!」とのお声が各方面からありまして、あわてて参上した次第でございます。(各方面ってどこ?)



さて、先頃、こんな馬が当館にやって参りました。

つぶらな瞳がかわいい♡

この画像では、本物にしか見えないでしょう?






実はこの子、夏の特別展「戦国図鑑―Cool Basara Style―」で登場する馬です。


戦国時代の古文書に書かれた武士の姿を再現するステージにあります。
鞍(くら)や鐙(あぶみ)も戦国時代の装着方法で再現していただきました。

こんな展示、なかなかないと思いますよ。ぜひ、お見逃しなく。


特別展は7月18日(土)からです!


(平成27年7月1日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

埼玉県内に残されていた ”隠れキリシタンの遺品” を公開中!

博物館恒例の館内消毒作業が終了しました。この機会に展示資料の一部を入れ替えました。今回は、そのうち、「常設展示室第7室 江戸時代Ⅰ」における「キリシタン信仰関係資料」を紹介いたします。

江戸幕府は、キリスト教の信教を禁じるとともに、踏絵によってキリシタンの弾圧を行いました。そして、信者に改宗を求めたことから、信者たちは潜伏し、仏像をキリスト教の聖像に見立て祈りをささげ、信仰を続けたのです。この隠れキリシタンの存在は九州地方に多くみられますが、将軍のお膝元である江戸の周辺にもその痕跡がみられます。

今回展示しました阿弥陀如来坐像(写真1)は、川口市の如意輪観音堂に伝えられていたものです。一見普通の仏像にみえますが、胎内には、木製のマリア観音像と鋳胴製の十字架(写真2)が納められていました。

  写真1    写真2

東京国立博物館の平成館企画展示室では、7月7日(火)から8月30日(日)までの期間、特集「キリシタン関係遺品にみる聖母マリア信仰」が開催されます。ことしの夏は、”江戸時代のキリスト教信仰の世界”を訪れてみてはいかがでしょうか?

当館では8月30日(日)まで、先に紹介した阿弥陀如来坐像のほか、キリシタン禁止の高札、踏絵(複製品)、寛永20(1643)年にキリシタンではないことを檀那寺が証明した文書などを展示しています。

(平成27年6月24日(水) 展示担当 ぽんぽん君 )

 

藍染めストール作りの抽選を行いました。

7月3日(金)・4日(土)に開催いたします特別体験「藍染めストール作り」につきましてご応募くださいました皆様に厚くお礼申し上げます。

お蔭様で、両日ともに応募数が定員を超え、6月9日14:00よりエントランスロビーで公開抽選会を行いました。


ご応募頂きました皆様には来週中にはお知らせのハガキが届くと思います。当選の通知が届いた方は通知確認のための当館への電話連絡(048-645-8171・学習支援担当)をよろしくお願いいたします。また、残念なことに今回落選の通知が届いた方もどうぞご了承いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

  

(平成27年6月10日(水) 学習支援担当 bow )

 

れきしクン登場!

彩の国ビジュアルプラザ(川口市)の出張トークショーが、6月7日(日)に当館でありました。当日は、お笑いタレントで歴史芸人として活躍されている「れきしクン」こと長谷川ヨシテルさん(右下写真・左)と杉山副館長(同・右)が対談しました。

  

長谷川さんは熊谷市出身で熊谷高校を卒業され、大学は史学専攻ではないものの歴史に目覚めて日本史検定や城郭検定などの数多くの資格をお持ちです。今回は徳川家康についてのトークでしたが、自身は石田三成や明智光秀など歴史の敗者が好きだそうです。

 

ちなみに特注の前立てを付けた赤い兜は、真田氏をイメージしているのだそうで、来年の大河ドラマをきっかけに“れきしクン”もさらに人気アップすることを願っています。また大の甲冑好きだということで、夏の特別展「戦国図鑑」には、「呼ばれなくても来る!」と言っていました。

この夏、赤い兜に要注意!

(平成27年6月9日(火) 城代家老)

 

うちわの季節になりました!

5月30日(土)、当館のエントランスホールにて、民俗工芸実演「うちわ作り」を開催しました。

  

越生町の「うちわ工房しまの」の島野博行(しまのひろゆき)さんを実演講師として、「一文字うちわ」と呼ばれる伝統的な形の越生うちわ作りを御覧いただきました。

かつて越生町は、台所での火おこしに使われる渋うちわの一大産地でした。その後、ガスレンジや扇風機、プラスチック製のうちわの普及によって越生うちわは衰退し、現在では「うちわ工房しまの」1軒だけが生産を続けています。

島野さんは、昔ながらの渋うちわのほか、伝統的な越生うちわの形態や構造はそのままに、和紙の代わりに手拭いを貼ったうちわや、押し花を間に挟んだうちわなど、目で見ても楽しめる、意匠をこらした様々なうちわを作り出しています。

当日のさいたま市の最高気温は、5月とは思えない32℃。館内に冷房は入っておらず、見学の皆様は、島野さんが見本として持参した渋うちわで涼をとりながら、熱心に島野さんの手元を見つめていました。

なお、次回の民俗工芸実演は12月5日、「扇だこ作り」を行います。

(平成27年6月4日(木) 展示担当 U )

 

太平記絵巻 巻第七 の公開、間もなく終了です。

常設展示室4 美術展示室で公開してまいりました「太平記絵巻」巻第七の展示が間もなく終了します。
  
現在は、後醍醐天皇の崩御の場面が御覧になれます。
この絵巻の中でも重要な場面です。
後醍醐天皇は、右手には剣、左手には経巻を持って、怨念を残して崩御するのですが、絵の中では情けない、複雑な顔をしています。
枕元のお坊さんは、泣くばかりでなく、鼻までかんでいます。

ところで、違う場面にはこんな人も出てきます。

鎌倉幕府は倒れたものの、戦乱は続いている。
武家方に付くべきか、はたまた公家方か、人々は迷います。世は乱れ、混乱しているという場面です。


この人の足をよく見ると…
あわてている、もしくは‘ちぐはぐ’をあらわしていると考えられます。







余談ですが、巻第七は、よく見ると、ところどころに半円形の不思議な模様のようなものがあります。

実はこれ、画鋲の痕です。


当館所蔵になった20年前(!)、初めて見た時には、何だかわかりませんでした。
以前は海外のコレクターが所蔵しており、家に飾っていた時の痕跡なんだとか。
とても驚きました。日本では、絵巻物を画鋲で留めるなんて考えられない…
(今でも痕は残ってるものの、その後の修理により、サビは除去されています。)


※この一連の場面は6月12日まで御覧いただけます。

(平成27年6月3日(水) 展示担当 善哉DOJI )
 

太平記絵巻 巻第七 展示中です

常設展示室4 美術展示室では現在「太平記絵巻」巻第七を展示中です。
現在は、新田義貞の最期を中心とした場面が御覧いただけます。


その中にはこんな人々が出てきます。



新田義貞が「戦を前に、自分は大蛇になった夢を見た。幸先が良い。」と、満足げに語るのを聞いた家臣たちが、「良い夢などではない。不吉なことが起こる前触れだ。」と心配しているところです。

その後、義貞は、いよいよ出陣します。

これは、出陣前に兜の緒を締めているところです。
この場面でも、馬が暴れるという不吉なことが起こり…

ついに義貞は、馬を射られて落馬、命を落とすことになります。


これに続く場面には、なんと、さらし首になった義貞の首が…
(でも、グロテスクではないのでご安心を!)

※この一連の場面は5月31日まで御覧いただけます。

(平成27年5月22日(金) 展示担当 善哉DOJI )

 

大盆栽まつりにお館様が出陣!

快晴に恵まれた今年のGW、恒例の大盆栽まつりが5月3日~5月5日の3日間にわたり開催されました。

当館では、大宮盆栽協同組合のご厚意により、多くの盆栽ファンで賑わうこのまつりに毎年博物館ブースを開設し、館のイベント等の広報をしています。

今年はお館様(代島館長)が筆頭家老(新井副館長)を従え、自ら大盆栽まつりに出陣し、広報活動の陣頭指揮をとりました。

博物館ブースで鎧武者からチラシやパンフレットを受け取っていただいた多くの皆さま、また、暖かいお声をかけていただきありがとうございました。お陰様をもちまして博物館に大勢の皆様においでいただきました。
 
右:お館様(代島館長) 左:筆頭家老(新井副館長)
太刀を持って大満足の歴女の皆さん

(平成27年5月9日(土) 企画担当 裏街道)
 

企画展の関連事業を実施しました。

4月18日(土)、企画展「氷川神社と大宮公園」の関連事業として記念講演会を実施しました。

 

大宮公園の敷地は、明治時代に国に収公される以前は氷川神社の境内および領地でした。このことから、武蔵一宮氷川神社の東角井真臣権宮司より、氷川神社の歴史についてお話しを賜りました。

 

明治18(1885)年に大宮公園が開設されると、東京近郊の行楽地として多くの著名人が訪れました。大東文化大学文学部教授の宮瀧交二氏より、大宮公園を訪れた文学者や、その作品、当時の公園の景観などについて紹介いただきました。


4月25日(土)には、第1回歴史民俗講座として、企画展を担当した学芸員が得た知見を紹介しました。講師は県生涯学習文化財課の池田伸子主査、演題は「氷川神社に伝わる二つの絵巻 -氷川神社行幸絵巻と仮殿遷座祭絵巻-」でした。

 

明治天皇は、戊辰戦争のさなか明治元(1868)年10月27日に、東京城(現在の皇居)から武蔵国の一の宮である氷川神社に行幸されました。この行列の様子を描いた絵巻を絵解きし、作者の山田衛居が川越の氷川神社宮司であったことなどが紹介されました。

現在の氷川神社の社殿は、昭和12(1937)年に改築されたものです。この時、仮殿へ御神体を遷す遷座祭を描いたものが「仮殿遷座祭絵巻」です。絵巻の絵解きを通して祭りの内容、作者の福宿光雄の略歴などが紹介されました。


なお、歴史民俗講座の第2回は7月4日(土)、演題「森田恒友と文芸雑誌」、講師は大明 敦 氏です。申し込み受付は、実施日の一か月前、6月4日(木)午前8時30分から、当館(048-645-8171)に電話ください。申込み先着順となります。


翌4月26日(日)は、「大宮公園ウォーキングと氷川神社見学会」を晴天に恵まれたなか実施しました。

  

大宮公園は埼玉県立大宮公園事務所職員の方々、氷川神社は浅見権禰宜に案内・解説いただきながら見学しました。普段なにげなく通っていた場所に、意外な歴史やいわれがあるなど、管理をされている方ならではのお話を伺うことができました。


(平成27年5月2日(土) 展示担当 ぽんぽん君)

 

郵便のはじまりはどんな感じ? 「生誕180年 前島密と埼玉の郵便」開催!

今年は、1円切手に肖像が描かれていることでおなじみの前島密(まえじまひそか 1835~1919)が生まれてから180年めにあたります。


 
 前島密(写真提供 郵政博物館資料センター)

今でこそあたりまえに全国どこでも均一料金で手紙やはがきを送ることのできる郵便の制度ですが、これは明治時代はじめに前島密が提案し、全国の地域の人々の協力を得て、知恵を絞ってつくりあげたものでした。この郵便の制度は情報のやりとりを盛んにさせ、近代化を陰から支えたものといえるでしょう。

現在常設展示第9室(近現代)では、この節目の年にあたり、明治時代はじめの埼玉県内での郵便制度のようすを物語る古文書や、郵便物を郵便局から郵便局へと運んだり、配達したりした人々が身に着けた制服などを紹介する展示、「生誕180年 前島密と埼玉の郵便」を開催しています。ぜひご覧くだされば幸いです。


 
 前島密が本庄郵便局の局長にあてた書状です


  
 郵便配達夫が使った笠と郵便物を運んだ函です

この展示では、昨年夏の特別展「江戸の街道」でも連携した郵政博物館資料センターの御協力をいただき、県内の郵便局にまつわる資料をお借りしています。東京都墨田区の郵政博物館では企画展「前島密 生涯とその業績 展 ―前島密生誕180年&郵便貯金140年」が開催されていますので、あわせてご覧ください!

(平成27年5月1日(金) 展示担当 S )

 

企画展の会期終了迫る

企画展「氷川神社と大宮公園」もいよいよ大詰め。

これまであまり紹介されることのなかった資料がたくさん展示されています。

「仮殿遷座祭絵巻」は、社殿建築のため御神体を別の建物に移す様子が描かれていますが、伊勢の遷宮を思い起こさせる場面が出てきます。
そういえば特別展「お伊勢さんと武蔵」も苦労したなぁと、しみじみ。

県指定文化財「氷川神社行幸絵巻」も、1巻まるごと御覧になれる機会は、今後も少ないのではないでしょうか。しかも下絵なども合わせて…となると、二度とないかもしれません。

ところで、企画展のもう一つのおすすめは、関係機関の協力を得て、季節展示室で公開している映像です。
当館が開館したばかりの頃の展示室や、前身である文化会館が出てくる映像です。



特に文化会館の映像は50年以上前のもの。映っているのは数分ですが、当時の様子がわかる資料はほとんどないため、この映像を見つけた時は、とても感激しました。これはニュース番組であるため、当時の鉄道も出てきます。
どうぞお見逃しなく。


企画展は、5月10日までです!

(平成27年5月1日(金) 展示担当 善哉DOJI )

 

謎の美女あらわる?

常設展示室4 美術展示室で展示中の、「太平記絵巻」巻第六も終盤の場面になりました。


この中に、こんな美女が出てきます。
  


色白で、ふくよかな美人で、おっとりした感じがします。


少し前になりますが、このお方、BSプレミアムで放送された番組に出演しました。
テレビでは「女装する天皇!?」なんて、テロップが付いていましたが…


実はこの方、後醍醐天皇です。
足利尊氏にだまされて、幽閉されていた後醍醐が、女性に変装して密かに脱出するという場面です。

好きこのんで女性の姿になっていたのではなく、作戦であった訳です。
こんな場面が見られるのも、この絵巻ならでは。
「妙な場面ばかり紹介しているなぁ」と感じたあなたは、このブログの愛読者ですね!

※この場面は5月10日まで御覧いただけます。

(平成27年4月30日(木) 展示担当 善哉DOJI )

 

十二単の着装の抽選を行いました。

5月23日(土)に開催いたします特別体験「十二単・小袿と男子装束の着装」につきましてご応募くださいました皆様に厚くお礼申し上げます。

男子装束と小袿につきましてはご応募頂きました数と定員が一致したため応募者全員のかたに参加して頂くことになりましたが、十二単の着装につきましては、今回も応募数が定員の2倍となりまして、4月24日15:30よりエントランスロビーで公開抽選会を行いました。

ご応募頂きました皆様には来週中にはお知らせのハガキが届くと思います。当選の通知が届いた方は通知確認のための当館への電話連絡(048-645-8171・学習支援担当)をよろしくお願いいたします。また、残念なことに今回落選の通知が届いたかたもどうぞご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます。
                     
   

(平成27年4月28日(火) 学習支援担当 タケチクリン)

 

大画面に御注目

新緑に心癒やされる季節がやってまいりました。


さて、常設展示室4 美術展示室では、「一の谷合戦図屏風」を展示しています。

 

巨大な扇子に描かれた平敦盛(左)と熊谷直実(右)。
屏風ならではの大画面。色づかいの対比も見事です。


ぜひぜひ間近でその迫力を実感してください!


この屏風の展示は、5月10日までです。


(平成27年4月24日(金) 展示担当 善哉DOJI )

 

御開帳

数えで7年ごとに開帳される長野 善光寺の御開帳が始まりましたね。
多くの人々でにぎわうことでしょう。
             
御開帳となるのは前立本尊です。
本尊は秘仏なので、そっくりのお前立を安置していますが、それも7年ごとの御開帳時にしか拝観できない、という訳です。

本尊の姿を写したとされる阿弥陀如来像は、嵐山町向徳寺所蔵の三尊像(重文)をはじめ、埼玉県内にもたくさんあることが知られています。

ただいま、常設展示3で、神川町光明寺所蔵(重文)と羽生市永明寺所蔵(県指定)の2体を公開中です。




善光寺をお参りするのもすてきですが、当館でお像とゆっくり向き合うのもまた良いのではないでしょうか。(後ろや横からも御覧いただけますし…)


(平成27年4月15日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

尊氏VS義貞

現在、常設展示4 美術展示室で公開中の、「太平記絵巻」の場面替えをしました。
今、御覧いただけるのは巻第六の中ほどです。


この中に、足利尊氏と新田義貞が対峙する場面があります。
この2人が、一緒に描かれている場面は、「太平記絵巻」全巻を通してこれだけです。


義貞は左側の軍勢におり、馬上で弓を持ち矢を放つりりしい姿です。
一騎打ちで勝負しようと、尊氏に呼びかけているという場面です。









一方の尊氏は…
義貞の呼びかけに応じるため、一人陣から出ようとするのを家臣に止められる…というちょっと情けない姿で描かれています。


この絵巻の中の尊氏は、あまりかっこよくない場面が多いようです。


(平成27年4月15日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

久々の登場!

今年の桜は文字通り一気に咲きそろいました。

さて、現在、常設展示室4 美術展示室のテーマは「合戦絵」です。

今回の主な展示予定は次のとおりです。
太平記絵巻 巻第六
 4/1~4/12 楠木正成の最期など
 4/14~4/26 足利尊氏と新田義貞の対決など
 4/28~5/10 後醍醐天皇の吉野への脱出など
太平記絵巻 巻第七 
 5/11~5/17 斎藤実永・実季兄弟の活躍など
 5/19~5/31 新田義貞の最期など
 6/ 2~ 6/14 後醍醐天皇の最期など

源平合戦図屏風 4/1~4/19
一の谷合戦図屏風 4/21~5/10
一の谷・宇治川合戦図屏風 5/12~5/31
富士巻狩図屏風 6/2~6/14

いずれも久しぶりの展示となりました。
少し早めですが、端午の節句にふさわしいラインナップではないかと…いかがでしょう?

5月10日(日)まで、企画展「氷川神社と大宮公園」も好評開催中です。
桜、そしてその後は新緑さわやかな大宮公園の散策と合わせてぜひお出かけください。

年度始めのごあいさつでした。

(平成27年4月7日(火) 展示担当 善哉DOJI )