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埼玉県立歴史と民俗の博物館

 
 

春、たけなわ

気温の上昇とともに、大宮公園の桜が美しく咲き始めました。
春休みに入り、花見がてら、来館されるお客様も増えて来ました!


さて、常設展示4 美術展示室のテーマ「武家の美」でも桜を御覧いただけます。

しばらく展示の機会がなかった犬追物図屏風の右隻にも桜が描かれています。


ちなみに左隻は紅葉です。


品の良い、可憐な桜をお楽しみ下さい。


さて、桜と言えば、昨秋、特別展「慈光寺-法華経一品経を守り伝える古刹」でお世話になりました ときがわ町 慈光寺さんの桜もきれいです。

これは昨年の御開帳の際、観音堂で拝見した桜です。


観音堂の秘仏 千手観音菩薩立像(県指定文化財)の今年の御開帳は4月10日(日)とのこと。
昨年の特別展に合わせた特別開帳を見逃してしまった方は、ぜひ、お出かけください。


慈光寺さんに限らず、なかなか仏像に近寄って拝観できる機会は少ないもの。
この機会を逃すと、1年後です!

撮影禁止のため、ここでは、お堂の外から雰囲気だけの紹介で御容赦ください(^^;)
当日は、間近で拝観することができます!
ぜひ、お出かけ下さい。
もちろん、当館へも!

(平成28年3月30日(水) 展示担当 善哉DOJI 了)
 

メキシコのカルロス駐日大使が御家族と来館

メキシコのカルロス駐日大使が御家族と来館し、展示を御覧になりました。3連休最後の日は天候に恵まれ、女神像前の早咲きの桜が来館を歓迎するように見頃を迎えました。

大使は古代史に興味があり、常設展示室において縄文時代の発掘資料や埼玉古墳群の成り立ち、埴輪の配置などについて熱心に質問し説明を聞いていました。

 縄文の漆器を見る大使 埼玉古墳群の説明を聞く大使

企画展「蔵出し資料」では、歌舞伎役者や武者姿などを形取った大きな押絵羽子板に驚き、そして、鯰絵の数々が醸す江戸庶民のユーモアに感心していました。

 大きな押絵羽子板に驚く大使

当館の建物には大きなガラス窓が多くあり、内側から外の竹林や公園の木々がよく見える設計になっていて、大使はそれにもひとつひとつに感心し、とても豊かな感性の持ち主であるという印象を受けました。

 館内から見る女神像と桜 館内から見る竹林

(平成28年3月23日(水) 観竹林)

 

春めく。企画展が始まります

氷川神社から大宮公園の小動物園方面に歩いて行くと梅園があります。梅の花は大分盛りを過ぎ、桜に季節の順番を譲ろうとしています。

小動物園前の広場に出ると真新しい時計塔が設置されたのが目に入ります。塔の正面には「大宮公園開園130周年」という文字が刻んであり、今後、多くの人の待ち合わせ場所として親しまれることでしょう。

名残りの梅の花
大宮公園の新時計塔

ボート池の方面に降りて池沿いに左に折れると博物館に向かいます。隣の「百年の森」と館の中庭「女神像」前には、それぞれに早咲きの桜の木があり、蕾がどちらも色付き、膨らみを増しています。

百年の森の桜
女神像前の桜
 

一方、大宮公園駅から博物館に向かって歩いて来ると、企画展の大きな看板が目に飛び込んできます。3月19日(土)から始まる企画展「蔵出し資料」の予告です。鯰絵、押絵羽子板、清野コレクションの3つで構成されます。大勢のお越しをお待ちしています。 
 

企画展の大看板

(平成28年3月17日(木) 観竹林)

 

3月11日(金) 十二単の着装の抽選を行いました

4月9日(土)に行う平成28年度第1回の「十二単・小袿の着装」には多数の応募を頂きお礼申し上げます。

応募数が定員数を上回った(競争率2倍)十二単につきまして、3月11日(金)に抽選をさせて頂きました。

なお、小袿に応募頂きました方は全員着装が可能となりました。

応募頂いた方には、お手元にハガキが到着している頃かと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。



(平成28年3月16日(水) 学習支援担当 タケチクリン)

 

春の宴 2つ

暑いくらいの気温だったり、また寒かったり。
三寒四温よりめまぐるしく、春と冬がせめぎ合うこの季節。体調管理が大変です。

さて、常設展示4 美術展示室で紹介している春の作品の続きです。



梅の木の下での女子たちの宴会を描いた浮世絵版画です。
ろうそくが灯されており、夜の梅を楽しもうという趣向です。
女性も色とりどりの着物を着て、とても華やかです。


座の上には、料理も見えます。漆塗の箱のふたは、まだ開いていませんが、お菓子が入っているのかもしれません。
梅の時期は、宴会にはちょっと寒いと思いますが…
女子会の熱気は、寒さなど吹き飛ばしてしまうのでしょうね。果たして話題は…


こんな浮世絵も展示しています。


その名も「金のなる木繁栄ノ図」
弁財天を中心に、恵比須天、大黒天の宴会です。
三人の後ろに置かれた屏風。
描かれている満開の花は、何か不思議な感じがしませんか?

よく見ると、花びらはなんと小判です。
そう、題名の「金のなる木」なのです。


そして幹や枝は文字になっており、「しひふか木」(=慈悲深き)、「しやうぢ木」(=正直)、「あさお木」(=朝起き)などの言葉が織り込まれています。
金持ちになるための心得ですね。ありがたい木です。


金を実らせるには、まじめで地道な努力が必要ということです!


美術展示室のテーマ「春の宴」は、3月27日(日)までです。


(平成28年3月12日(土) 展示担当 善哉DOJI )

 

春の気配を感じながら…

ある日は、寒風吹きすさぶ県北のとある神社の境内であるものを探し、また別の日は、大きなお寺で文書などを調査させていただき、はたまた、改修工事の終わった特別展示室の復旧作業をしていたり…毎日のように、違う仕事をしております。
博物館にはいろいろな仕事があります。

さて、3月に入り、常設展示4 美術展示室では、春の作品を紹介しております。



入口のケースは、この時期にぴったり「月に梅図」です。
江戸後期、毛呂山出身の川村碩布(せきふ)の作品で、「梅を見て黙って帰る月夜かな」という句が添えられています。

墨の濃淡で描いた梅と、その向こうに浮かぶ丸い月。
まだ寒い季節に咲く梅の力強さが迫って来て、きりっと気持ちが引き締まるような気がします。
そしてこの絵とともに「黙って帰る」というフレーズに、私は心惹かれます。
なんと、碩布82歳の作です。江戸時代の高齢者もお元気ですね。

(平成28年3月11日(金) 展示担当 善哉DOJI)
 

朱印状はじめました!!

ということで、7室では先日、展示替えをおこないました。今回は、現在郵政博物館で開催されている「―日本の美―奥の細道切手原画展」に関連したミニコラム展示「芭蕉の通った道 江戸から日光へ」の展示替えと、寺院の「朱印状」(領地朱印状)のミニ展示の二本立て。(芭蕉については、担当の「ぽんぽん君」にお任せします)

埼玉で朱印状といえば、氷川神社の社家を務めていた西角井家に伝わる「諸国朱印状」が有名ですね。(埼玉県立文書館寄託、詳しく知りたい方は、文書館のホームページへ http://www.monjo.spec.ed.jp/

今回の展示では西角井家文書の展示はありませんが、当館が所蔵・寄託の朱印状のほか、将軍代替わりごとの朱印状の書き換え(朱印改:しゅいんあらため)の際に利用した「朱印櫃」などを展示しています。

朱印改にあたっては、幕府より朱印を入れる箱や櫃、朱印状の写しなどの作成方法・仕様がこと細かく指示されています。この櫃はサイズや形状などがその仕様に酷似していることから、おそらくそうした仕様に沿って作成された櫃であると考えられます。

朱印状を入れる箱はよく目にしますが、寺院の朱印櫃はあまり目にしません。珍しいものではないでしょうか。一見の価値アリです!!


朱印櫃
朱印状箱と朱印状


(平成28年3月10日(木) 展示担当 N )

 

お仕事紹介―常設展示室の展示替え―

当館には約12万点の資料が所蔵されており、このうち常設展示室に1800点あまりの資料が常時展示されています。

展示担当では、展示品の資料の劣化を防ぐため、お客様に楽しんでいただくために毎月資料の入れ替え(展示替え)や、絵巻物・冊子類の場面替えをおこなっています。当館では、おもに毎月月末の月曜日(休館日)に展示替えをおこなっており、その数は年間で600点から800点ほどとなります。月で割ると、毎月50点~80点ほどの資料が収蔵庫から展示室にお目見えし、来館者の皆様をお迎えしているわけです。

展示替えは、コラム展示などでガラリとその姿を替えることもありますが、一見すると展示替えをしたか分からないマニアックな部分が展示替えされていることもあります(そっちの方が多いかも・・・)。

毎月どの展示室の、どの資料が入れ替わったかを発見することもおもしろいかもしれませんね(そんな時のために、当館では年間観覧券[一般1,500円 高校生・大学生750円]を絶賛販売中です!!)。


 

(平成28年3月9日(水) 展示担当 N )

 

館の周囲にも春の兆し

大宮公園のボート池は一見すると冬景色。でも、よく見ると周囲に生えていた枯草も刈り払われ、花見の季節に向けた準備が整いつつあります。

ボート池に沿うように博物館に向かう緩やかな登り坂を行くと、館に隣接する「百年の森」や女神像がある中庭の桜の枝々には、すでに蕾が膨らみ始めています。中庭の桜は、公園内にある染井吉野よりも早く咲く種類だそうです。

 
大宮公園ボート池
 
百年の森・桜
中庭女神像前・桜 

さらに館の正門付近の園路には、椿の花が咲いていますが、陽射しは春そのものです。
 
園路・椿

そして館内は、常設展の美術展示で「春の宴」が3月1日からスタート。もう春の盛りを迎えています。詳しくはまた。 

(平成28年3月4日(金) 観竹林)

 

2・26事件から80年

今年、平成28(2016)年は、2・26事件から80年の年です。ただいま常設展示室第9室(近現代)では、2・26事件に関する資料をいつもより多めに展示しています。

 

2・26事件とは、昭和11(1936)年2月26日未明に東京の赤坂、麻布に駐屯する陸軍の一部の部隊に所属する約1,400人の将兵が、陸軍主導での政治体制の改革を目的に掲げて「決起」し、政府要人を襲撃、首相官邸、陸軍省など政府機関を4日間にわたって占拠した事件です。

「決起」した部隊は、反乱軍として同じ陸軍によって鎮圧され、主導した将校は厳しく処罰されました。この時代は長く不景気が続き、とりわけ農村社会の疲弊が大きな問題となっていました。2・26事件はそうした社会状況の原因を政治の腐敗に求めた一部の将校が、政治によらずに軍の力で直接行動により、解決しようとしたものでした。この2・26事件の衝撃により、以後、政治における軍の発言力が大きくなったといわれています。


ところで事件で出動を命じられた約1,400人の下士官・兵のうち、約半分が埼玉県出身でした。これは当時、埼玉県から徴集される兵は、東京に駐屯する2つの連隊に入営するよう定められていたからです。その意味で、2・26事件は埼玉県に深い関係のあるできごとでした。徴兵検査を経て兵営に入る兵は、ふつう毎年1月10日に入営し、訓練などをしながら翌年11月までの2年弱を兵として過ごします。つまり2・26事件では1月10日に入営したばかりの初年兵は、連日の訓練のなかで突然事件に関わることとなったのです。


展示では、「決起」を主導した将校の遺書、事件に参加した兵が署名した晒し木綿、当時の新聞記事や写真などを展示しています。

(平成28年2月26日(金) 展示担当 S )

 

刀剣の展示 そして自己研鑽の日々

さる2月14日、太刀 銘 景光・景政、短刀 銘 景光(謙信景光)の公開が終了しました(それぞれ国宝、当館蔵)。
これに伴い、翌15日(月)に刀剣の展示替えを行いました。

 

ありし日の展示風景。ある秋の一日。

休館日を利用し、国宝を展示ケースから収蔵庫に収めます。
それと同時に、新たな資料をケース内に展示するのです。

当館では、国宝の取り扱いは、重要無形文化財保持者(人間国宝)でいらっしゃる刀剣研師、
本阿弥光洲先生にお願いしております。
例に漏れず、今回も本阿弥先生にご足労いただきました。


ぴんと張り詰めた静寂の中、本阿弥先生の手により、
国宝の太刀・短刀が白鞘(しろさや)に収められました。
*白鞘・・・通常時、刀身を収めておく鞘のこと(写真右端下にもありますね)。
       刀身にとって、拵が洒落た外出着だとすれば、
       白鞘はいわば普段着といったところだそうです。


そして空いた展示ケース内には太刀 銘 景光・景政(御物の写)と、短刀 銘景光(国宝の写)が収まります。
今回展示する御物(「ぎょぶつ」。「おもの」とも読む、天皇家に私有品として伝来した品)の太刀は、
国宝の短刀と同じく、刀身に「秩父太菩薩」と彫られています。
短刀とともに秩父神社へ奉納されたと考えられており、両者は「兄弟刀」と呼ばれています。


こちらの展示に至るまでの取り扱いは、僭越ながら私めが行いました。
原資料を忠実に模造した「写」(うつし)でありますが、貴重な資料であることに変わりありません。
本阿弥先生に御指導いただきながら、手入れを進めます。

 

刀身を拭ったり。

刀身に打ち粉をかけたり。

ところがしかし。
本阿弥先生の所作は流れるような、美しいものであったのに対し、緊張などもあるとはいえ、私のぎこちなさといったら。
今思い出しても、深い洞窟の奥に向かって叫び出したくなるくらい、お恥ずかしいものでした・・・。


現在の展示風景。ある早春の一日。

太刀 銘 景光・景政(御物の写)と短刀 銘景光(国宝の写)は、
当館常設展示第3室にて絶賛展示中です!
 *予告なく展示を変更する場合があります


(平成28年2月20日(土) 展示担当 Suger)

 

2月10日(水) 十二単の着装の抽選を行いました

3月5日(土)に行う「十二単・小袿と男子装束の着装」に多数の御応募を頂きお礼申し上げます。
応募数が定員数を上回りました十二単につきまして、2月10日(水)に抽選をさせて頂きました。


2月16日頃までには当落結果のハガキが到着すると思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


なお、男子装束と小袿に御応募頂きました方々は、全員着装が可能となりました。
同様に2月16日頃までにはハガキが到着すると思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。



   

(平成28年2月12(金) 学習支援担当 タケチクリン)

 

地震訓練を実施しました!

1月26日(火)に、大地震が発生したと想定しての防災訓練を実施しました。

毎年、1回目は消防訓練・2回目は地震訓練として年2回の防災訓練を実施していますが、今年度2回目となる今回は地震訓練です。
 

情報を集約し、館外へ避難しているところです。

日頃から危機管理を強く意識しているため、職員の動きもスムーズです。



全員の避難を確認して訓練終了です。緊張感のある訓練となりました。


(平成28年2月4日(木) 施設担当 Y)

 

日比谷公園を設計した林学者、本多静六

1月19日(火)から、常設展示室第9室(近現代)で埼玉の人物「本多静六」の展示が始まりました。



本多静六肖像(久喜市蔵)

現在の久喜市菖蒲町に生まれた本多静六(1866~1952)は明治~昭和戦後期に活躍した林学者です。父を早くに亡くし苦学して林学を学び、ドイツに留学したのち帝国大学農科大学(現在の東京大学農学部)の教員となり、また日本で最初の林学博士となりました。

本多は林学の発展に尽力する一方、造園学のパイオニアとして全国各地の近代的公園の設計に関わりました。東京都千代田区の日比谷公園がその代表的なものです。

また本多は節約による資産形成を成功させた人物でもありました。収入の四分の一を予め貯金する「本多式四分の一天引き貯金法」などで貯めたお金を株や山林に投資し大きな財産を築きました。本多はその財産を埼玉県への山林の寄贈や、その県有林の収益による育英事業など社会貢献のために役立てました。


この展示では、こうした本多の生涯とその業績を、学生時代の授業筆記や著作、設計に関わった公園の図面、写真パネルなどで紹介します。ぜひご覧くだされば幸いです。

展示風景です学生時代の授業筆記などです

公園計画の図面などです明治神宮鎮座祭で着用した履物です


(平成28年1月29日(金) 展示担当 S )

 

収蔵庫が寒い!

収蔵庫には、当館が収集した多くの資料が収蔵されています。どれも博物館、いや埼玉県にとって貴重な資料です。

当館の収蔵庫は、空調管理された資料保管専用の“蔵”なのですが、いったいどのような環境なのかを少し紹介します。

収蔵庫の空調設定は、湿度を57%で年間を通して一定にし、温度は季節の変動に合わせる形で緩やかに変化するよう管理しています。博物館資料は様々な素材でできていて、年代が経っているもろいものもあります。それらは温度と湿度の急激な変化で何らかの影響が出ることがあります。特に湿度(“乾き”または“湿り”)の変化に敏感なため、湿度は一定にしているわけです。

温度については、季節の気温変化に合わせて一か月に3段階くらいで緩やかに変化するように設定されています。これは、空調機の負荷を低減することや資料を収蔵庫の外に出した時のヒートショックを和らげる意味もあります。



夏場の暑い時期では27℃、冬の寒い時期では12℃まで下げています。冬のこの時期、暖房の効いた部屋から収蔵庫に入ると寒いのです。

(平成28年1月28日(木) 資料調査・活用担当 茶立虫)

 

台湾教育関係者が勾玉づくり体験

12月16日水曜日

台湾教育関係者招請事業(国・埼玉県・群馬県連携事業)の一環で、台湾から高校教育関係者10名の視察を受け入れました。


出迎えの挨拶後、ものづくり体験工房で勾玉づくり。
日本独自の文化である勾玉の説明を聞いた後、熱心に取り組みました。

出発前の記念撮影では、それぞれ作品を首から下げ、満面の笑みを咲かせてくれました。


(平成28年1月5日(火) 観竹林室)
 

謹賀新年

今年もよろしくお願いいたします。

さて、申年にちなみ、常設展示4 美術展示室では、猿が描かれた作品を2点ばかり展示しています。


そのうちの1点、歌川国芳(うたがわ くによし)の「武勇見立十二支 申 孫悟空」は、動きがあって、面白い作品です。


『西遊記』の孫悟空(そん ごくう)が、猪八戒(ちょ はっかい)と戦う場面です。
三蔵法師(さんぞう ほうし)のお供をする二人ですが、最初は敵同士。


悟空の口から吹き飛ばした毛が、小さな分身となって八戒におそいかかります。

縦長の画面をうまく利用した構図がしゃれています。

この他、おめでたい宝船に乗る七福神など、お正月気分をお楽しみ下さい。


本年が明るく良き年になりますように!


新年のごあいさつ でした。

(平成28年1月3日(日) 展示担当 善哉DOJI)
 

NSD67結果発表!!

みなさま、NSD67への投票ありがとうございました。さっそく結果発表!!

 3位 本庄宿
 4位 大宮宿
 7位 桶川宿 
 10位 浦和宿

大健闘!! 県内の宿場が10位に4つも入りました。

さらにネット投票では、なんと!! 本庄宿が1位、熊谷宿が2位に!!
埼玉来テマスネ!!
(投票結果の詳細は、草津宿街道交流館HPをご覧ください。http://kusatsujuku.jp/

さて、この投票にあわせて当館で開催していました、中山道関連の特集展示も無事に終了。先日、展示替えを行いました。
実は来年2016年は、平賀源内が秩父中津川で鉱山事業に着手してから250年目を迎えます。それを記念し(?)、今回は平賀源内をクローズアップ。

展示では、鉱山開発に係わる源内書状のほか、浄瑠璃本『神霊矢口渡』や談義本『根南志具佐』など源内の多彩な才能の一端が窺えるような資料を出しています。

さてさて今年の展示替えもこれにて終了。
来年もよろしくお願いいたします。


(平成27年12月25日(金) 展示担当 N )

 

収蔵資料の“目通し・風通し”

当館では月に2回、職員が数名ずつ交代で資料の定期清掃と点検を実施しています。

 

この作業は、収蔵資料を虫やカビから守るため、IPM(Integrated Pest Management:総合的有害生物管理)の一環で行っているものです。

作業方法は、まず目視観察をして資料に破損やカビなどがないかを点検し、ほこりなどを刷毛で落とします。資料の清掃と同時に収蔵棚も清掃し、適切な収納環境が保たれるようにしています。また、収蔵資料がきちんと収蔵場所に収められているかを確認し、資料リストと現物を照合する作業も行っています。

一回の作業で進む数は、そう多くはありませんが、定期的、継続的に実施していくことが重要だと考えています。

この作業は、10 年以上前から継続して実施している当館の“伝統行事”と言えるでしょう。


(平成27年12月22日(火) 資料調査・活用担当 T )

 

慈光寺展 終了後の特別展示室

御無沙汰しておりました。
こんな文でも読んで下さっている方々、ありがとうございます。
少し間が空くと、「あいつ何しているんだ?」という声がチラチラとあったりして。

この文を書いておりますのは、昼休み終了間際ということが多いため、業務が立て込んでいたり、館にいなかったりする日が続くと、書けないという事情が…

特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の会期終了後、会場を撤収し、御所蔵者のもとへ大切な資料をお返しにあがっておりました。
今回は、拝借先は少なかったとはいえ、諸般の都合により、最終的に終えたのは13日でした。


そして、現在、特別展示室の改修工事を行っております。
天井の補強工事です。


天井を工事するということは、その下にあるものをすべて撤去する必要があります。


展示ケースを始め、普段は来館者の目には触れることはないけれど、あの部屋にある というものを含めてすべてを片付ける作業がありました。

このため、季節展示室と講座室は、ただ今、御利用いただけません。

   


展示ケースは大きく、また古くなっているため、移動作業は慎重に行われました。
季節展示室は天井が低いため、ケースによっては高さがギリギリです。


どうしても収まらないものは、常設展示室の前にまで、はみ出しており、皆様には御迷惑をおかけしております。申し訳ありません。



特別展示室からすべてのものがなくなると、がらんとしてしまいました。


なんと広いこと!

でも、すぐに改修工事が始まっており、また違う景観になっております。

そんなこんなで12月もめまぐるしく過ぎて行くのでした。

(平成27年12月22日(火) 展示担当 善哉DOJI )

 

12月11日(金) 十二単の着装の抽選を行いました

来春1月9日(土)に行う「十二単・小袿の着装」には、十二単14名様・小袿5名様の応募を頂きました。


小袿は応募数と定員数があいましたので、全員体験可となり、応募数が定員数を上回っている十二単の応募者14名の方の中から着装者9名の方を抽選させて頂きました。


来週前半には当落の葉書がお送りできると思いますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

   
   

(平成27年12月11日(金) 学習支援担当 タケチクリン)

 

12月の風物詩

12月も半ばにさしかかり、朝晩冷え込むようになってきました。昨日12月10日は、大宮の12月の風物詩、十日市(とおかまち)が催されました。氷川神社周辺や大宮公園には熊手などの縁起物や飲食物を売る露店が立ち並び、多くの人で賑わっていました。



冬の訪れを感じる一方で、大宮公園ではまだまだ秋の名残の紅葉をお楽しみいただけます。すでに葉の散ってしまった木も多いですが、木によってはまだ色鮮やかな葉をつけています。


年末の慌ただしい時期ですが、公園の散策とあわせてぜひ博物館にもお立ち寄りください。


(平成27年12月11日(金) 企画担当 K )

 

国宝太刀・短刀公開中!!刀剣勉強中!!

お待たせいたしました!!既にブログやツイッターでお知らせ済みですが、毎年恒例の国宝刀剣公開の季節が参りました。
お知らせが遅い!!と叱られそうですが、実は風邪をひいてしまいまして・・・

さて、今回は、な・ん・と!!国宝の他にも重文・指定文化財の刀剣をあわせて公開しています(昨今の刀剣ブームに便乗した訳ではありませんよ…)。

会期・出品資料などは、以下の通りです。国宝とその他の刀剣で展示期間が異なっていますので、お間違えの無いようにお越しください。

【会期】
・国宝刀剣:平成27年11月21日(土)~平成28年2月14日(日)
・他の刀剣:平成27年11月17日(火)~平成28年2月28日(日)


【会場】 常設展示室  第3室・第4室


【展示資料】
○国宝
・太刀 銘 景光・景政(当館蔵)
・短刀 銘 景光(謙信景光)(当館蔵)

○重要文化財・埼玉県指定文化財
・刀 無銘 伝助真(重要文化財、当館寄託)
・太刀 銘 安家(埼玉県指定文化財、当館寄託)       
・刀  銘 藤枝太郎英義(埼玉県指定文化財、当館蔵)

国宝の展示コーナー
重要文化財・県指定

なお、短刀景光の拵で、上杉謙信が所用した当時の姿と伝わる「小サ刀拵」は、夏の特別展「戦国図鑑」に展示されたため、今回はお休みとなります。 
 
収蔵庫で休憩中

 
当館では、国宝の太刀・短刀は、本阿弥光洲先生に手入をいただき展示をしています。刀剣について駆け出しの私は、先生の厳かな雰囲気に飲まれつつも、手入れから、刃文の見せ方、刀掛や白布の使い方など展示技術をいろいろと勉強させていただきました。近いうちに、私の担当の展示室でも刀剣類の展示を考えてみようかしら。

ちなみに、展示室7室で行われています、中山道の特集展示の浮世絵コーナーは、桶川宿・鴻巣宿・熊谷宿・深谷宿・本庄宿の浮世絵に模様替え。こちらもよろしくお願いします。

(平成27年12月9日(水) 展示担当 病み上がりのN)

 

武将と文芸

戦国時代に活躍した武将について、多くの人が抱くイメージは、戦いに明け暮れた強者といったところでしょうか。
よっ、剛の者!猛者!

ところがところが、武将たちは連歌や和歌といった文芸に励むといった繊細な面も持ち合わせていたのです。
そのような背景もあり、連歌をなりわいとする連歌師(れんがし)も、日本各地で大人気でした。

 

  
      「七十一番職人歌合絵巻」(模本) 当館蔵
       ※連歌師と指南をうける人(イメージ)


当時、文化の中心であった京都から離れた土地の武将は、すぐれた連歌師を迎えて指南を受け、戦勝祈願の法楽(神仏を楽しませること)を目的に連歌会を催すこともありました。また連歌以外にも、和歌についても京都の公家などから指南を受けたようです。


さて、12月1日(火)から当館常設展示室(5室)では、ささやかながら武将の文芸活動に関わる資料を紹介しています。著名な連歌師の宗祇(そうぎ)が、五十子(いかっこ、現在の本庄市)の陣で長尾孫六に授けた連歌指南書「宗祇堺流連歌伝授巻」(「長六文」)、太田道灌が読んだ和歌5首をしたためた「太田道灌詠草」、道灌父が川越で開催し、宗祇や心敬も参加した連歌会の記録「河越千句」の、3点です!


このマークが目印です(展示室では控え目)。
ぜひ見にいらしてくださいね!
 

(平成27年12月4日(金) 展示担当 Sugar )

 

店じまい

始まりがあれば終わりが来る。
世の常とは申せ、終わりはさびしいものです。

特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」は、11月23日で会期を終えました。
御来館くださいました皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまで図録は完売しました。(やった!!)


翌日から早速、資料を撤収し、梱包作業を行いました。


すでに仮設のステージ等の撤去作業も終わり、展示室はガラ~んとなってしまいました。

 






←大きな天部立像が去った後のステージ。

 板碑のステージが撤去されると、だだっ広い空間に。↓

当館の特別展示室は結構広いので、さびしさもひとしお。
なんて、余韻にひたるヒマもなく、この駄文が掲載される頃は、所蔵者の元へ大切な資料をお返しに上がっているところです。

次は…小さな特集でお目にかかります。
あぁ、その準備が…
結局、まだまだ落ち着けそうもないようです。

(平成27年12月3日(木) 展示担当 善哉DOJI)

 

深まり行く秋

当館の周囲でも、木々の葉が赤や黄に染まっています。

紅葉は、なんと言っても晴れた日がきれいです。光に透ける感じが良いですよね。

秋の晴れた日の空も、また格別です。(つい、撮っちゃいました)

文化財の保護のため、博物館の展示室は外の光が入らないようになっておりますので、どうしても暗くなっています。
たまに外に出ると、とても新鮮です。(なんという不健康な生活!)

ソレハ サテオキ…


常設展示4 美術展示室は、11月17日から「版画」をテーマにした展示に替わりました。
今回は諸般の都合により、半分は名刀の展示となっております。

版画というと、カラフルな浮世絵や近代版画を思い浮かべかと思いますが、今回はちょっと見慣れないもの展示しています。


江戸時代に作られたお経ですが、この絵がとても細かいのです。

緻密な絵なのですが、これは版画です。
細い線を彫り、それをぶれることなく摺る!すごい!
ちょっと見、地味ではありますが、見応えあります。

目のつけどころがシブい!ちなみに今回の担当はUさんです。


12月20日まで御覧いただけます。


このブログがHPに載る頃は…特別展の撤収作業をしていることでしょう。


(平成27年11月25日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

深まる秋~館庭の楷樹(カイノキ)の色づき~

当館東側の庭には、楷樹(カイノキ)があり、秋の深まりとともに葉が色付き始めています。
これからが紅葉の盛りです。


          
                当館 昭和の原っぱからみたカイノキの色づき

この木は「楷書」の語源となったように枝分かれや葉の付き方が直角という特徴があり、
中国の孔子廟に植えられていたことから、学問の木として知られています。
岡山県備前市の閑谷学校の楷樹は有名です。

ところで、現在、特別展「慈光寺」を開催していますが、
ときがわ町にある慈光寺の本堂の前には、葉書の語源となった多羅葉樹という木があります。
慈光寺に行くと語源について説明が聞けるかもしれません。

当館で楷樹の紅葉と慈光寺展を見て、そして慈光寺に参り、
多羅葉樹を見るという語源の旅はいかがでしょうか。


(平成27年11月18日(水) 観竹林室 )

 

会期終了迫る!

特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の2回の記念講演会、無事、終了しました。

参加された皆さんが、講演を聴いた後、展示室で熱心に確認されている姿が印象的でした。



14日の県民の日は土曜日でしたが、あいにくのお天気でした。
それでもたくさんの方に御来館いただき、ありがとうございました。

その日のアンケートに寄せられた小学生の方の感想です。
特別展を見て満足し、
「この特別展に出品しているものがとてもきれいだったし、昔の人の思いが伝わってくる気がしたからです。」
と、理由を書いてくださいました。
読んでいて、とてもうれしくなりました。ありがとう!

最後に、とてもお得な情報を。
11月21日から、当館所蔵の国宝 短刀(銘景光)、国宝 太刀(銘景光・景政)の公開が始まります。
特別展最後の3日間は、埼玉県にある国宝5件のうち3件(計19点!)を御覧いただけます。
こんな機会は今後、二度とないかもしれません。
見逃して後悔なさいませんように。
※ちなみに、あとの2件は、稲荷山古墳の出土品(鉄剣など)と熊谷市の歓喜院聖天堂です。

(平成27年11月15日(日) 展示担当 善哉DOJI )

 

「NSD(中山道)67総選挙‼」関連展示開催中!!

秋の紅葉シーズン。皆さん、旅行には行かれましたでしょうか?

先日、私は『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)を著した鈴木牧之(すずきぼくし)の生まれで有名な、三国街道の塩沢宿に行きました。この塩沢宿では、宿場が復元、再現されており、観光客で賑わっていました。健康ブームもあり、宿場・街道巡りは盛況のようです。
 
さて、前置きが長くなりましたが、現在、草津宿街道交流館(滋賀県草津市)では、中山道の「応援したい宿場」を決める投票、その名も「NSD(中山道)67総選挙‼」が開催されています(すごいネーミングですね…)。

本投票は、草津宿街道交流館のホームページや、中山道沿いのいくつかの自治体の施設で行っています。詳細については、草津宿街道交流館のホームページをご覧ください。


 草津宿街道交流館ホームページ http://kusatsujuku.jp/


当館では、本企画に賛同し、館内に投票所を設置しているほか、常設展示室第7室(江戸時代Ⅰ)において、「旅と宿場in埼玉」と題した小特集展示を行っています。
         

投票所の風景
展示の看板


今回の展示では、渓斎英泉・歌川広重が描いた風景画「木曽街道六十九次」、歌川国芳が描く人物風景画「木曽街道六十九次」、歌川豊国(三代)の人物画「木曽六十九駅」のうち、板橋宿から本庄宿のものを、前・後期に分け一堂に展示するほか、旅道具や中山道にかかわる資料をあわせて40点ほど紹介します。


浮世絵展示期間(予定)
 前期(11月3日~11月29日) 板橋宿・蕨宿・浦和宿・大宮宿・上尾宿
 後期(12月1日~12月20日) 桶川宿・鴻巣宿・熊谷宿・深谷宿・本庄宿


浮世絵の展示風景
 旅姿のマネキンも!!

宿場投票は11月29日(日)までですが、特集展示は、12月20日(日)までを予定しています。この機会に、お気に入りの宿場を見つけられてはいかがでしょうか。


ちなみに当館での投票では、浦和宿と大宮宿がし烈な首位争いをしていますが、県外の宿場への投票もチラホラと。


果たして、どの宿場が1位になるのか!? 埼玉県内の宿場は何位に入るのか!!? 皆さんの投票をお持ちしています。

(平成27年11月15日(日) 展示担当 N )

 

11月12日(木) 十二単の着装の抽選を行いました

12月5日(土)に行う「十二単・小袿と男子装束の着装」には、十二単14名様・小袿3名様・男子装束7名の応募を頂きました。

小袿と男子装束は応募数と定員数があいましたので、全員体験可となり、応募数が定員数を上回っている十二単の応募者14名の方の中から着装者4名の方を抽選させて頂きました。

来週前半には当落の葉書がお送りできると思いますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

   

(平成27年11月13日(金) 学習支援担当 タケチクリン)
 

ミュージアムヴィレッジ大宮公園ウォーキングツアーを実施しました!

11月8日(日)の午後、「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」のイベントとしてウォーキングツアー「親子で楽しむ大宮公園」を実施しました。

「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」では事務局を務める当館をはじめ、東武大宮公園駅周辺半径1km以内にある博物館や神社、駅などの多彩な9つの施設が連携して、地域の魅力アップに取り組んでいます。


今回のウォーキングツアーはそんな「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」のイベントの中でも、この数年毎年実施して大変ご好評をいただいているもので、NACK5スタジアムのバックヤード、普段は選手やスタッフ、報道陣などが使うエリアをご案内いただいたり、小動物園を飼育員の方の解説付きでじっくり動物たちを観察したり、当館で火おこしを体験したりと盛り沢山の内容です。

   

当日はあいにくの雨で肌寒い天気となりましたが、5家族10人の皆様に元気にご参加いただきました。


サッカー少年が多かったようで、スタジアムでは大興奮のうちにあっという間に時間になってしまいました。その後の小動物園や博物館でも熱心にご参加いただき、楽しい時間を過ごしていただけたようです。

アンケート結果を見ると、当館にこれまで来たことがないという方がほとんどでしたが、帰り際に「また博物館に遊びに来たい!」と言っていただけました。ぜひ2度、3度と足を運んでいただければと思います。

また、本年度2回目のウォーキングツアーを今回とは別の内容で2月頃に実施予定です。詳細が決まり次第、ホームページに掲載したいと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

(平成27年11月12日(木) 企画担当 K )

 

クスッと笑える「枝紅葉」

博物館周辺では、紅葉シーズンに入りかけております。
常設展示4 美術展示室では、「枝紅葉」(えだ もみじ)という作品を展示しています。

先に御紹介した重要文化財の「三十六歌仙額」に比べると、小さく、地味だなぁという印象は否めませんが、なかなか凝ったものです。
俳句に絵を添えた小さめの色紙を貼り込んだ画帖仕立ての絵俳書です。
江戸時代後期、忍周辺の人々の俳句を集めたもので、忍藩士もかかわっています。


その中で、私のお気に入りのページを紹介いたしましょう。

色紙は全体に少し濃いめのグレーで、墨つまり黒色で絵が描かれています。
さらに、「闇の夜に おつかないもの 案山子かな」という句が金で書かれています。


左端の案山子(かかし)に立ち向かっているのは、忍者のように見えます。


こんな画面を思いついた発想が面白いですし、「おっかないもの」という言葉もストレートで笑ってしまいます。

この絵は、15日(日)まで御覧いただけます。


(平成27年11月11日(火) 展示担当 善哉DOJI )

 

好評販売中

今年は秋の深まりが早いですね。
前回もこの書き出し…
事務室は、朝しか日が当たらないため、もはや ひざ掛けが手放せません。
(冷え性には辛い季節…夏は夏で、暑くて大変なのですが)

展示室と収蔵庫は温湿度管理をしておりますので、御安心ください。


さて、特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」も後期に入りました。

11月2日(月)の展示替で、法華経一品経や大般若経の入れ替えを行いました。
国宝や重要文化財ということもあり、慎重に作業を行ったため、結局、一日がかりでした。体のあちこちが痛い。


できあがった展示を見ると、なんであんなに時間がかかったのだろうと思うのですが…


この特別展に合わせて制作・刊行しました展示図録、結構、お買い求めいただいております。


巻頭を中心にした部分ではありますが、慈光寺所蔵の国宝 法華経一品経の全巻が収録されている本は、他にはありません。
残念ながら予算の都合もあり、図版の大きさも限られたものですが、全巻が載っているのは便利だと思います。
800円も手頃かと。手前味噌(^_^;)。


後半に入り、残部も少なくなってきました。
会期中に完売してしまうかも。
売り切れたらおしまいです。


あっ、あおっているわけではありませんので、念のため。


(平成27年11月11日(火) 展示担当 善哉DOJI )

 

平成27年度北区民まつりに歴民博ブースを出展

11月1日(日)、昨日に引き続き、今度はさいたま市市民の森で開催された「北区民まつり」に出展しました。(職員は土日連チャンで大忙し)

歴民博の所在地は北区ではありませんが例年特別参加しています。
当日は日頃の行いが良かったのか目の覚めるような秋晴れでした。

歴民博ブースでは例年大人気の「投扇興」を実施。高得点を目指し、何度も挑戦するリピーターも現れるなど大盛況でした。もちろんけん玉コーナーも人気です。

当日は合わせて368名もの方々にご参加いただきました。ありがとうございます。
特別展「慈光寺」の会期も11月23日までとなっています。
今度は博物館の方にも是非お出かけ下さい。

セッティング中の歴民博ブース
 
お座敷遊びに縁のない子どもたちも夢中で扇を投げてます
 
けん玉も大人気です


(平成27年11月6日(金) 企画担当 裏街道)

 

2015大宮区民ふれあいフェアに歴民博ブースを出展

10月31日(土)に大宮ソニックシティで開催された「2015大宮区民ふれあいフェア」にブースを出展しました。

歴民博ブースでは「昔遊び体験」をテーマにけん玉大会を実施。
当日はハロウィンということもあり、職員もハロウィン仕様のコスプレで登場、ドラキュラによるけん玉の熱血指導があるなど、ご家族連で大いに盛り、最終的には434名の参加者を数えました。

歴民博ブースを訪れていただいた皆さん、楽しい時間を過ごしていただけたでしょうか。
今度は博物館でお会いしましょう。お待ちしています。

ソニックシティ第一展示場内に設けられた歴民博ブース
 
当日は職員もハロウィン仕様で参加(かなり怪しい)
 
けん玉大会も大盛況でした(採点係はドラキュラです)


(平成27年11月6日(金) 企画担当 裏街道)

 

お出迎え

今年は秋の深まりが早いですね。
すでに木枯らしまで吹いてしまいました!

10月10日から始まった特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」も早いもので会期半ばとなりました。


特別展示室の入り口には、大きな仏像が皆様を待ちかまえております。



両手は失われ、また風化が進み顔の表情もよくわからなくなっています。
そのため、なんと呼ぶべき像なのか、はっきりとしません。

けれども、平安時代に作られたこの仏像、迫力があります。


この像の前に立てば、慈光寺の長い歴史を感じられることでしょう。
当館にしては、凝った展示ではないか…と。(手前味噌(^_^;))

お寺の宝物殿で拝観するのとは、違った印象があると思います。
(御住職がおっしゃっていたのですから、間違いありません)

この迫力、実物を見ないとわからないと思います。
ぜひ、お見逃しなく。

(平成27年11月5日(木) 展示担当 善哉DOJI)

 

高野明神像と丹生明神像も公開中

       

開催中の特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」に関連して(?)、常設展4 美術展示室では、越生町法恩寺所蔵の重要文化財の高野明神像・丹生明神像を展示しています。
真言宗の古刹として有名な法恩寺は、その昔、天台宗で慈光寺と関係があったのです。


鎌倉時代に制作されたこの2幅の絵は、長い年月の中で絵の具がはく落し、画面全体が黒ずんでしまっていますが、繊細かつ優美な絵です。
11月15日まで展示しております。


国宝・重要文化財が揃って展示される機会は、残念ながらそう多くありません。
どうぞお見逃しのなきように。


お得な情報!!
11月1日(日)の教育の日と14日(土)の県民の日は、常設展はなんと無料、特別展も半額の300円で御覧いただけます。今年は、両日ともに週末にあたっております。御活用下さい。
そうでない日の御来館もぜひ!
たくさんの皆様にお越しいただくのが一番です!

(平成27年10月28日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

三十六歌仙額の公開は最終回

常設展示4 美術展示室で公開中の重要文化財「三十六歌仙額」(川越市 仙波東照宮蔵)も3期に入りました。

←このお方は、源順さんです。「みなもとの したごう」と読みます。ちょっとムズカシイですね。日本最古の辞典『和名類聚抄』を編さんした方です。


おっとりした顔立ちをしています。
右ひざを少し立てており、静かながら、動きがあります。
この後、立ち上がる?にじり寄る?…そんなことを想像しても楽しいかもしれませんね。


さて、最後を飾るのは、何といっても中務(なかつかさ)でしょう。
この背面にある銘文は、岩佐又兵衛を考える上でとても重要なものなのです。


「寛永拾七庚辰年六月十七日 絵師土佐光信末流岩佐又兵衛尉勝以図」と書かれています。


寛永17年(1640)、岩佐又兵衛勝以(いわさ またべえ かつもち)の作であることがわかります。
この銘文が明治時代に確認されたことで、「又兵衛」と「勝以」が同一人物であることがわかり、研究が進むことになりました。
また、又兵衛の作品の中で、制作時期がはっきりわかるものは他にはない…
ただ、36面すべてを又兵衛一人で描いた訳ではなく、工房で制作されたと考えられています。だからといって、又兵衛の代表作の一つであることには変わりありません!


この銘文がいかに重要とはいえ、裏側を展示するというわけには…
やはり、美しい中務の姿を御覧になりたいですよね。銘文はパネルでご容赦ください。


複雑なことはさておいて、ゆっくり御覧ください。
きっと何か発見があることでしょう! 11月15日までです。


(平成27年10月28日(水) 展示担当 善哉DOJI )

 

特別展講演会の抽選

特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の関連事業である記念講演会にはたくさんの応募ハガキをいただき、ありがとうございました。(10月20日消印有効)


特に11月8日の講演会Ⅰ「慈光寺伝来の法華経一品経と大般若経について」は、定員150名を大きく上回る224名の応募(1.49倍)をいただいたため、10月23日(金)午前10時から、当館エントランスホールで抽選を行いました。




欠席者が出ることを見込み、165名を当選とさせていただきました。
なお、11月15日の講演会Ⅱ「国宝 法華経一品経を修理して」の受付も終了となっております。


いずれの講演会もキャンセル待ちの受付はございませんので、御了承ください。


当落をお知らせする往復ハガキは、即日、投函いたしました。
万が一、11月になっても返信が届かない場合は、当館の展示担当まで御連絡ください。


たくさんの御応募ありがとうございました。


(平成27年10月23日(金) 展示担当 善哉DOJI )

 

特別展「慈光寺」 開催中です。

御報告が遅れました。
会期が始まりましてから、早いもので2週間が経過しようとしております。

すでに展示解説を12日・18日、2回行いました。




かなり多くの方にお集まりいただきました。御参加下さいました皆様ありがとうございます。(今後は11月7日、22日の予定です)

「国宝を間近に見られて良かった」、「埼玉にもこんなものがあったなんて」、「今までよく残っていてくれた!」など、感想をいただいております。


“守り伝える”ことが大変なことだと少しでも伝われば、担当としてはとてもうれしいです。


11月1日までが前期、3日からは後期となります。2回御来館いただくのが一番ですが、国宝 法華経一品経は、装飾の仕方や保存状況がさまざまなので、前期・後期で偏らないようにしておりますので、どちらか1回だけでも御堪能いただけるのではないかと。


国宝の法華経一品経だけではありません。実は寺外の公開が初めてのものばかり。
秋晴れの気持ちよい日が続いております。公園内の散策もおすすめです。ぜひ、お出かけ下さい。

(平成27年10月22日(木) 展示担当 善哉DOJI )

 

博物館「裏方探検隊」を知っていますか?

特別展「慈光寺」が開催中です。たくさんの方のお越しをお待ちしております。

ところで、皆さんは、「裏方探検隊」というイベントを御存じでしょうか。

 

  裏方探検隊の様子


「裏方探検隊」は毎週土曜日の午後、普段入ることができない当館のバックヤードを、学芸員が御案内するものです。
コースは地下の機械室に始まり、中央監視室、収蔵庫(中までは御案内していません)、殺虫消毒室、撮影スタジオ、荷解梱包室などです。
それぞれの部屋の機能や必要性などを、学芸員が約30分で説明します。


御案内します学芸員は交代制です。ですから毎回ポイントが少しずつ変わります。
ぜひ何度も御参加いただき、普段は見えない博物館の一端に触れてみてはいかがでしょうか。

 【博物館裏方探検隊】
 開催日:毎週土曜日
 時 間:13時30分から30分間
    (ただし特別展・企画展開催期間中は14時30分から)
 費 用:常設展示観覧料
     (11月14日の県民の日は常設展観覧料無料となるので、無料で参加いただけます。)

(平成27年10月19日(月) 資料調査・活用担当 T )

 

「塙保己一と和学講談所」展へのいざない

みなさま、こんにちは。

突然ですが、埼玉県のホームページには「埼玉ゆかりの三偉人」が掲載されています。
その「三偉人」とは、誰でしょう?


日本近代経済社会の父、渋沢栄一。
日本の女性医師 第1号、荻野吟子。
そして、そう!
江戸時代の国学者、塙保己一です。
     

↓↓↓このひと↓↓↓
【紙本木版着色 塙保己一像(当館蔵)】

江戸時代の後期、武蔵国児玉郡保木野村(現在の本庄市児玉町)に生まれた塙保己一は、盲目というハンディを背負いながらも、40年以上もの歳月をかけて『群書類従(ぐんしょるいじゅう)』や『武家名目抄(ぶけみょうもくしょう)』、『令義解(りょうのぎげ)』など数々の史料集を編さん・刊行しました。


その功績は、日本史をはじめとする学術研究に欠かせないものとして、広く知られています。かくいうワタクシ(日本史専攻)も、これまでにどれだけ保己一さんの功績のお世話になったことか・・・。

当館では、来たる10月20日(火)から、常設展第9室にて埼玉の人物「塙保己一と和学講談所」という展示を行います。


不屈の精神で、多くの人々に支えられつつ偉大な功績を残した保己一さんの足跡の一部を御覧いただける展示です。また、触れて楽しんでいただける資料として、塙保己一銅像と群書類従版木(複製、いずれも(社)温故学会 蔵)も登場します。


どうぞお楽しみに!


(平成27年10月16日(日) 展示担当 Sugar )

 

高貴なお方

特別展「慈光寺―国宝 法華経一品経を守り伝える古刹」の開催直前に、常設展示4美術展示室の展示替を行いました。


川越市 仙波東照宮所蔵の重要文化財 三十六歌仙額を入れ替えました。

それぞれ個性的な歌仙たちの姿が描かれており、36面のどれも見ていて飽きないのですが、やはり人気は女房装束を着た女性の絵ですよね。


けれども残念ながら、2期は女性の絵は1面だけ。


でも、この1面は、とびきり高貴な斎宮女御(さいくうのにょうご)です。几帳(きちょう)から、ちょこっと姿をのぞかせています。

こんな奥ゆかしい仕草は、今では見ることはまずありませんねぇ。だいたい、奥ゆかしいという言葉すら、最近は聞かないし…


この色がまた鮮やかで美しいのです。


几帳のグラデーションとか、その上に鳳凰が飛んでいるところとか、衣装の細かい文様とか…


お見逃しなく!


2期は10月25日(日)まで、3期は同27日(火)からです。

(平成27年10月15日(木) 展示担当 善哉DOJI )