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埼玉県立歴史と民俗の博物館

 
 

今年度最後の常設展バージョンアップ!経典と雲版と。

来年度はもうすぐそこ!な今日この頃ですが、当館では今年度最後の常設展示替が行われました。

今回は第3室と、第4室(美術展示室)のちょっとしたバージョンアップをご紹介します。


第4
室では現在国宝慈光寺経を始めとした仏教経典の美を紹介する特集を開催中です。

今回の展示替では、主な各経巻の展示替と、とある経典の展示手法をダイナミックに変えました。

美術展示室では、文化財の保護を第一としつつも、いかに美しくみなさまにご紹介できるか
試行錯誤を重ねていますが、今回、満を持してすごいアイテムが導入されました!


こちらは江戸時代の装飾経(そうしょくきょう)で、美しい金銀泥(きんぎんでい)に彩られた、
とってもお金のかかっていそうな逸品です。


(導入先は美術展示室の最後を飾る金銀装飾経(当館蔵)、画像は導入前です

実はこの経典、表も裏もキンキラキンなのですが、裏面をこれほどに飾るものは珍しいのです。

でも普通に展示しているだけでは裏面はお見せできない…!と悔しい思いでおりました。

そこで、今回のおニュー展示具導入と相成ったのです。そのビフォー・アフターを画像で紹介します。

(ビフォー)


(アフター)鏡を導入!

なんということでしょう!裏まで丸見えです。

ため息をついてしまうほどの美しさ!とんでもないお金持ちのなせる技!

たいへん裕福な気持ちになるので、ぜひ展示室で間近にご覧いただきたいものです。

次は第3室の武士の信仰コーナーです。

こちらでは、筆者イチオシの雲版(うんぱん)という金工品をご紹介いたします。 
雲版とは、禅宗寺院などで、様々な時を告げる梵音具(ぼんおんぐ。音を出す仏具)です。


(展示の様子。雲版は右下の丸い2つ)


埼玉県には鋳物師(いもじ)という、金工品を製作する職人たちがいたということは、ご存知
の方も多いと思います。

また、こうした金工品は銘文があるものも多く、歴史的資料としても重要なものです。

今回ご紹介する雲版も、小用鋳物師(こよういもじ)という鋳物師集団の幅広い活躍を示す
銘文を持つ貴重な作例ですが、ともあれ、まずは形の美しさをご覧ください。

雲版(鳩山町圓正寺蔵)


雲版とは、その名のごとく雲をイメージした形で作られています。
ぜひ、硬い金属製品とは思えないそのしなやかなフォルムを堪能していただきたく、展示
台にはあえて濃紺のものをご用意しました。

いかがですか。スッキリとした雲版の姿が映えていると思いませんか?ぜひともその目で
お確かめください。


ちなみに、鋳物師初心者のための「もうちょっと知りたい!鋳物師(初級編)」パネルも
ご用意しております。

今後中級、上級と増えていくかも!?)

みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

(平成29年3月29日 展示担当 摩利子天)

 

企画展「縄文の空間-暮らしと願い-」の展示作業現場に潜入!

 平成28年度もいよいよ終わりに近づいてきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 当館では、3月18日(土)から企画展「縄文の空間-暮らしと願い-」がスタートしました!
今回のブログでは、展覧会の準備の総仕上げである展示作業の現場に潜入し、どのように
展覧会が出来上がっていくのかをお伝えします。

 まず、展示ケースの移動や配置を行い、会場のレイアウトを作っていきます。大小様々な
重たい展示ケースを移動する際は、下の写真のようなパレットを使い、持ち上げて運びます。
  

 会場のレイアウトが出来上がったら、展示ケース内での作業に移ります。まずは、ケース内に
展示台を入れて、壁に説明パネルや写真などを貼っていきます。
  
  (手前に見える紙はケース内の配置図)

 展示ケース内の準備が整ったら、いよいよケース内に資料を迎え入れます。
  
  (資料が収められた展示ケース)

 しかし、これで終わりではありません。展示ケース内の資料の安全を十分に確保するため、
倒れたりしないよう固定していきます。
  
  (今展覧会のアイドル、赤城遺跡出土のミミズク土偶)

 後ろから見ると、おしりの出っ張りをかわすようにテグス糸が掛けられているのが
分かります。また、テグス糸が資料と触れる部分にはチューブが通されていて、資料
に傷を付けないよう配慮されています。
  

 このようにして資料を安全に展示できたら、あとはライトの調整などをして展示作業は完成!!
皆さまにご覧いただく準備ができました。

 企画展「縄文の空間-暮らしと願い-」は、5月7日(日)まで開催しています。
 是非お越しください!

(平成29年3月25日 展示担当 綿飴)
 

「十二単・小袿の着装体験」の抽選を行いました

 平成29年度も歴史と民俗の博物館では、特別体験事業として「十二単・小袿の着装体験」を3回、
「十二単・小袿と男子装束の着装体験」を3回開催する予定です。

 第1回目となる4月15日(土)開催の「十二単・小袿の着装体験」は、3月15日(水)に応募を
締め切らせていただきました。今回もたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。

 今回は、十二単に31名、小袿に24名のご応募をいただき、ともに定員を上回ったので、
3月16日(木)に当館エントランスホールにて公開抽選をさせていただきました。


(一般来館者の方に、番号が振られた札を引いていただきました。)

 抽選結果のハガキは、ご応募いただいた皆様にお送りいたしました。当選された方に
おかれましては、開始時間や注意事項などのご確認をお願いいたします。

(平成29年3月22日 学習支援担当 楓紅葉)
 

「十二単・小袿と男子装束の着装体験」の抽選を行いました

 今年度最後の着装体験となる3月4日(土)の「十二単・小袿と男子装束の着装体験」は、
2月4日(土)に応募を締め切らせていただきました。

 今回は、十二単に21名、小袿に19名、男子装束に9名と、これまでを大きく上回るご応募
をいただきました。ありがとうございました。全ての装束のご応募が定員を上回ったため、
7日(火)の午後に当館エントランスロビーにて公開抽選をさせていただきました。


一般来館者の方に、番号が振られた札を引いていただきました。

 抽選結果のハガキは、ご応募いただいた皆様にお送りいたしました。当選された方に
おかれましては、開始時間や注意事項などのご確認をお願いいたします。

 来年度の最初の着装体験は4月15日(土)の「十二単・小袿の着装体験」です。来年度も
たくさんのご応募をお待ちしています。

(平成29年2月10日 学習支援担当 楓紅葉)
 

太刀の名は。

 ブログ読者の皆様、ご無沙汰しております。
 常設展示室第3室担当のSugar  です。

 現在、常設展示室第3室では、当館所蔵の「国宝 太刀」を公開しています。

その名も、「太刀 銘 景光景政」です。



 この太刀は、備前長船派の刀工、景光と景政の合作でして、出来栄えも大変良い太刀なのです。
しかし、それ以上に注目したいのが銘文です。

 今をさかのぼることおよそ700年前。秩父郡出身である武士の大河原時基は、
播磨国廣峯神社(現在の兵庫県姫路市)にこの太刀を奉納しました。

 茎(なかご)には、息継ぎなしには読めなさそうな銘文が刻まれています。
 表には「廣峯山御劔願主 武蔵野国秩父郡住 大河原左衛門尉丹治時基 於播磨国完粟郡三方西 造進之」
(ひろみねさんおんつるぎがんしゅ むさしのくにちちぶのこおりじゅう おおかわらさえもんのじょうたんじときもと
 はりまのくにしさわのこおりみかたのさいにおいて これをぞうしんす)

 裏には、「備前国長船住 左兵衛尉景光作者進士三郎景政 嘉暦二二年己巳七月日」
(びぜんのくにおさふねじゅう さひょうえのじょうかげみつさくしゃしんしさぶろうかげまさ
かりゃく4ねんつちのとみ しちがつじつ)
※「二二」のように「二」を2つ重ねることで、「四」と読みます。
  また、本ブログでは読みやすいように銘文にスペースを入れました。


←表 ←裏


 幅の狭い茎(なかご)に、これだけの長い銘が!ぜひともその目で御覧になってください。

 さて、資料を大切に保存するために、太刀の展示は期間を限って公開しています。
この太刀の展示期間は、今月12日(日)まで。
(開催中の企画展「祝いの民俗-ハレの造形-」の最終日と同じ日です。)

 国宝以外にも、見どころ盛りだくさんの当館までぜひおいでください。

(平成29年2月3日 展示担当 Sugar  )

 

企画展「祝いの民俗」関連イベントを開催します!

 1月2日から企画展「祝いの民俗」が始まりました。
 新年早々、多くの方々が足を運んでくださり、大変好評をいただいております。
 本展覧会は、でっかい水引や埼玉名産の鯉幟(こいのぼり)・雛人形などが並び、
賑々しくとても親近感が湧く内容となっています。
 まだご覧になっていない方も、新年の景気づけにぜひ足をお運びください!

 さて、そんな企画展「祝いの民俗」の関連イベントを1月7日(土)に開催します。
その名も民俗工芸実演「小正月の造形-長瀞に伝わる祈りのかたち-」!

 ・・・はて、小正月?

 小正月(1月15日頃)には、その年の健康や繁栄を願う様々な行事が行われてきま
した。正月飾りを焼く「どんど焼き」などは、なじみ深いかも知れませんね。
 農家では、豊作を願い、作物が実った様子や農具を模したツクリモノという造形物
を作ってきました。



 今回は、長瀞町の養蚕農家・瀬能紀夫氏を講師にお招きし、代々伝えられてきた
ツクリモノの製作技術を披露していただきます!
 企画展「祝いの民俗」でもたくさんのツクリモノが展示されているのですが、どこを
どうやったらこんな形になるのか、不思議でたまらないんです・・・。
 この実演をご覧いただくと、企画展「祝いの民俗」が2倍楽しめること請け合いです!

 民俗工芸実演「小正月の造形」は、1月7日(土)14時~15時半に当館エントランスロビー
にて開催します。見学は無料です。
 皆さまのお越しをお待ちしています!

(平成29年1月5日 展示担当 Fly!)
 

秩父、川越、さいたまを巡るスタンプラリー開催中!

 「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録を記念して、12月23日(金)から
秩父まつり会館、川越まつり会館、そして当館の3か所を見学いただくスタンプラリー
を開催しています。

 当館の見学ポイントは、来年の3月5日(日)まで開催している「国指定の都市祭礼」
です。本展では、ユネスコ無形文化遺産に登録された「秩父祭の屋台行事と神楽」と
「川越氷川祭の山車行事」の両方を紹介しています。会場は季節展示室です。

 ちなみに、「秩父まつり会館」では屋台・笠鉾を中心とした関係資料を展示している
ほか、祭りの雰囲気を体感できるプロジェクションマッピングが楽しめます。
(秩父まつり会館HP⇒http://www.chichibu-matsuri.jp/

 また、「川越まつり会館」では、実際に祭りで曳かれる本物の山車2台が定期的に入れ
替えられ展示されており、華麗な幕や精巧な彫刻によって飾られた山車の迫力を感じる
ことができます。
(川越まつり会館HP⇒http://kawagoematsuri.jp/matsurimuseum/

 スタンプラリーは来年の3月31日(金)まで開催しています。リーフレット兼スタンプ台紙
は、各施設に設置されています。(当館は総合案内の隣に設置しています。)


皆さまのご来館をおまちしています。(スタンプラリーの詳細はこちら⇒

(平成28年12月25日 展示担当 綿飴)
 

十二単・小袿の着装体験の抽選を行いました

 年明け1月14日(土)開催の「十二単・小袿の着装体験」の申込は、12月14日(水)に
締め切らせていただきました。今回もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

 今回は、十二単に17名、小袿に4名の応募をいただきました。応募数が定員数を上回った
十二単について、12月15日(木)の午後に公開抽選をさせていただきました。
 なお、小袿に応募いただいた方は全員着装いただけます。
 抽選結果のハガキは今週中に到着する予定ですので、開始時間や注意事項などのご確認を
どうぞよろしくお願いいたします。
 ご応募いただける今年度の着装体験(次回は「十二単・小袿と男子装束の着装体験」)は残すところ
あと1回となりました。申込の締切は2月4日(土)です。次回もたくさんのご応募をお待ちしています。


エントランスに抽選箱を用意しました。


一般来館者の方に、番号が振られた札を引いていただきました。

(平成28年12月21日 展示担当 楓紅葉)
 

仏教版画の美

 春の訪れと、次回企画展「祝いの民俗-ハレの造形-」の開催を待ちわびる今日この頃、
常設展示室第4室では展示替えが行われました。
 今回の特集は「木版の美」。木版と言えば多色刷木版画、いわゆる浮世絵をイメージされる
かと思いますが、今回は少し趣向を変えて仏教版画と摺物(すりもの)を特集しています。
 あまり馴染みが無いであろう仏教版画を、おすすめの展示資料をもとにご紹介いたします。
 それは、これ!
 
 「浄土双六」(じょうどすごろく・個人蔵)です。

 この巨大な資料は、お正月遊びとしてお馴染みの双六の最初期の姿です。
 現世を振り出しに様々な仏菩薩・地獄・妖怪たちのマスをゆきゆきて、上りはなんと極楽浄土!
 

 最初は寺の小僧さんが仏教の教えを学ぶために考案されたものとも言われています。
 それが江戸時代になって庶民の間にも流行しました。
 遊び方は至って簡単。例えば空也上人(くうやしょうにん・口から「南無阿弥陀仏」が飛び出す彫刻で有名
です。)のマスに止まったら、賽(さい・サイコロのこと。)を振って出た数字に書いてあるマスに進みます。
 
 このマスには、「一 役行者(えんのぎょうじゃ)」、「二 明恵上人(みょうえしょうにん)」、
「三 風神(ふうじん)」、「五 文学上人(もんがくしょうにん)」と書いてありますね。

 そんなこんなでマスを進んでいきますが、このマスに止まってしまうと即刻ゲームオーバーです!
 
 その名も「永沈(ようちん)」マス。
 ここに止まるともう二度と極楽浄土には上がれません(実際にそういう作りになっています!)。
 永遠に沈むと書いて「永沈」・・・。そこには絶望しかありません。

 また、浄土双六にはこんな面白いマスもありますよ。
 
 左は「ぬつへほふ」、右は「ぬらりひょん」です。
 漫画『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場する有名な妖怪たちもたくさん描かれています。

 ちなみにこの浄土双六は、絵柄のバリエーションがいくつもあり、本資料では「一、二、三・・・」
と数える賽の目を、「南、無、阿、弥、陀、仏」と数えるバージョンも現存しています。
 残念ながら、肝心のコマやサイコロは残されていません。

 筆者も現代サイコロを使って遊んでみたのですが、毎回地獄行きで一度も極楽浄土に
たどり着けませんでした。現世の行いが悪いのかしら・・・。

 ある種の浄土双六は実際に遊ぶためではなく、「絵解き(主に仏教版画の内容と思想を、
当意即妙に解説する行為)」のためのものであったとされています。そのため、マス目が
判読不能だったり途中で移動場所がなくなってしまったりと、そもそもゲームとして成立して
いないものもあります。
 本資料もそういうものだということにして、いつまでも極楽浄土に上がれない自身を慰めたい
と思います。

 本資料が展示されている常設展示室第4室の特集「木版の美」は12月25日(日)までです。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

(平成28年12月14日 展示担当 摩利子天)
 

祝!ユネスコ無形文化遺産登録

 ニュースや新聞でご覧になった方も多いかと思いますが、日本がユネスコに提案していた
「山・鉾・屋台行事」が無形文化遺産に登録されました!

 今回の登録は、過去に登録された「祗園祭の山鉾行事」と「日立風流物」の2件に新たに
31件が追加されたもので、全部まとめて「山・鉾・屋台行事」として改めて登録された、という
ものです。

 登録された33件のうち、埼玉県内には「秩父祭の屋台行事と神楽」と「川越氷川祭の山車行事」
の2件があります。
 どちらも現在では「秩父夜祭」や「川越まつり」などと呼ばれており、秩父夜祭は約30万人以上、
川越まつりは約90万人以上の観光客が訪れています。


「秩父祭の屋台行事と神楽」(写真提供 秩父市教育委員会)


「川越氷川祭の山車行事」(写真提供 川越市教育委員会)

 それらの祭礼行事を12月6日(火)から、当館季節展示室にて「国指定の都市祭礼」として紹介
しています。

 本展示では、写真や映像をとおして、2つの行事の特徴的な場面をご覧いただき、その歴史や
風習を分かりやすく紹介しています。
 また、小学生向けの解説リーフレットもご用意しており、どなたでもお楽しみいただける内容と
なっています。

 世界が認めた「山・鉾・屋台」の祭礼行事を、当館で是非ご堪能ください!

(平成28年12月9日 展示担当 綿飴)
 

「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」ウォーキングツアー

 「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」は、東武アーバンパークライン大宮公園駅を起点とした
半径約1km以内に位置する9つの施設を含んだエリア名で、各施設の個性を生かしながら
相互に連携する、魅力的なカルチャー&スポーツエリアとして展開しています。

 去る11月20日(日)には、その中のNACK5スタジアム大宮、大宮公園内の小動物園、
埼玉県立歴史と民俗の博物館の3つの施設を巡るウォーキングツアー「親子で楽しむ大宮公園」
を実施しました。
 当日は小春日和に恵まれ、7組23名の親子連れの皆さんに参加いただきました。

 歴史と民俗の博物館を出発し、最初の見学ポイントであるNACK5スタジアム大宮に向かいました。
そこでは、普段は入ることのできないバックヤードを担当の方に案内していただきました。
 2002年の日韓ワールドカップ開催時には、当スタジアムがブラジル代表チームの練習場でした。
そのブラジル代表選手が残したサインやロッカールームなど、サッカーファンにとっては見どころ満載!


 極めつけは、選手以外は立ち入れないピッチへの入場が特別に許されたことです。
参加者の皆さんは大興奮でした。


 次は、小動物園です。小規模ながら昭和28年開園の歴史を誇ります。今年度リニューアルされた
サル舎を中心に、飼育担当の方の解説を熱心に聞きながらの見学となりました。


 最後は歴史と民俗の博物館に戻り、「火おこし体験」に挑戦です。
館職員の説明を受け、「マイギリ」という発火道具を使って火おこしの体験をしたり、
火打石の使い方などを体験しました。
 現代文明に慣れた私たちには、当時の人たちの苦労を身を以て知る良い機会となりました。


 「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」では、来年2月に今度は大人向けツアーの実施を
計画しています。乞うご期待!

(平成28年11月25日 企画担当 裏街道)
 

紅葉が見ごろです~!

大宮公園は紅葉真っ盛り!当館周辺でも美しい紅葉が見られます。
下の写真は、色付きはじめたカイノキ(楷樹)です。(当館南門より11月15日撮影)
日に日に紅葉が進み、現在はもう少し赤味が濃くなっていますよ♪
カイノキ(楷樹)の紅葉情報は、当館公式Twitterで更新しています。


次の写真は正面入り口です。
小学生の団体が多く来館するのも、当館では秋の風物詩となっています。
建築家・故前川國男氏が設計した赤レンガの建物に、秋の青空と紅葉が映えますね。
紅葉シーズンだけ、1年に1度しか見られない風景です。


当館から徒歩約20分。
ちょっと足をのばして、氷川神社の二の鳥居に行ってみてはいかがでしょう。
大宮駅から毎日歩いて通勤している職員が撮影しました。
 

現在開催中の特別展「徳川家康-語り継がれる天下人-」の会期も残りわずか、
11月27日(日)までとなりました。
紅葉を愛でつつ大宮公園を散策し、当館で埼玉の歴史と文化に触れてみてはいかがでしょう?

(平成28年11月24日 企画担当 名月)
 

十二単・小袿と男子装束の着装体験の抽選を行いました

 12月3日(土)開催の「十二単・小袿と男子装束の着装体験」の申し込みは、
11月3日(祝・木)に締め切らせていただきました。
 今回もたくさんの応募をいただき、ありがとうございました。

 今回は、十二単に10名、小袿に2名、男子装束に11名の応募があり、応募数が
定員を上回った十二単と男子装束は、11月4日(金)の午前中に公開抽選をさせて
いただきました。なお、小袿に応募いただいた方は、全員着装いただけます。

 今週中に当落結果のハガキが到着する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。


公開抽選の様子(一般来館者の方に抽選していただきました。)

(平成28年11月10日 展示担当 楓紅葉)
 

進め!ド素人 ~歴史と民俗と私~ (第3回)「征夷大将軍って何!」

皆さん、こんにちは。
「素人の、素人による、素人のための」ブログシリーズの第3回目です。

今回は、現在開催中の特別展「徳川家康-語り継がれる天下人-」をきっかけに
ふと疑問に思ったことを担当学芸員に聞いてみたいと思います。

【素人】
 徳川家康は有名なので、初めて見る資料でも頭にスッと入ってきますね。
やっぱり徳川家康は凄い!だって征夷大将軍ですよ。
 …ところで、征夷大将軍て何でしたっけ?

【学芸】
 征夷大将軍とは、本来は蝦夷(えみし)を討伐するために天皇から臨時に派遣
された軍隊の長官を指します。8世紀初めから確認されますが、広く知られている
のは延暦16(797)年に任命された坂上田村麻呂ですね。
 その後も源義仲などが任命されますが、鎌倉幕府を開いた源頼朝、そして頼家や
実朝の三代が任ぜられると、「征夷大将軍」は武家の棟梁としての地位を表すもの
になったといわれます。そうして室町幕府を経て江戸幕府まで続きました。
 つまり、「征夷大将軍」とは朝廷から与えられる官職であるということです。特別展で
展示されている「徳川家康任征夷大将軍宣旨」は見ましたよね。覚えていますか?

【素人】
 あ、はい。もちろん覚えています。資料は頭にスッと入ってきたんで・・・。

【学芸】
 ・・・覚えていませんね。この資料です。

「内大臣源朝臣」を「征夷大将軍」に任命するという公文書です。
「内大臣源朝臣」とは徳川家康のことですね。

【素人】
 やっぱり覚えていませんでした。すいません。
 ところで、なぜ徳川家康は朝廷から官職をもらったんですか?天下を取った最強の男なら
己の力で国を統治できると思うんですが。幕府と朝廷とはどんな関係だったんですか?

【学芸】
 確かに単純な力関係では、幕府が勝ります。元和元(1615)年に幕府が朝廷に対して
命じた法令「禁中並公家諸法度」で朝廷の役割を規制したことからも分かります。
 しかし、幕府は全国をまとめるための正当性として、古代より連綿と続いている天皇や
朝廷が持つ伝統的な権威を必要としました。室町幕府や織田信長、豊臣秀吉と同様ですね。
 つまり、幕府と朝廷は、単純な対立や上下の関係ではなかったということです。
 ちなみに、3代将軍家光は家康を祀った東照社を東照宮に格上げする際、後光明天皇に
お願いして、太政官符という公文書を頂いています。この「東照社奉授宮号太政官符」も
展示中ですが、・・・もちろん覚えていないですよね。

【素人】
 ・・・おかしいなぁ、それも覚えていません。
 でも、今までただ漠然と「有名で凄い人」と思っていた徳川家康の背景というか、立ち位置
みたいなものが分かったので、それを踏まえてもう一度展示を見て勉強しようと思います。

【学芸】
 是非そうなさい。

(平成28年11月9日 企画担当 危機一髭)
 

さらば軍荼利明王

すっかり秋めいて参りました今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
現在好評開催中の特別展「徳川家康-語り継がれる天下人-」は11月27日(日)
まで開催しています。皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

さて、今回は特別展とともにお楽しみいただきたい展示についてご紹介します。
常設展示室第3室「武士の信仰」コーナーには、威風堂々たるお姿で私たちを
出迎えてくださる方がいらっしゃいます。

          ドンッ!

この方は、常楽院(飯能市)に伝わる「木造 軍荼利(ぐんだり)明王立像」の複製です。
本物の製作時期は11世紀、何と平安時代です!
展示されているのは現代のレプリカですが、高さ2mを超える大変格好の良い仏像です。
すっかり当館の人気者になったかなと個人的に思っております。

原品が伝わる常楽院は「高山不動」と称される修験の霊場です。
そこに安置されているオリジナルは重要文化財に指定されており、通常は非公開です。

                    バンッ!

この方の特徴は何と言っても体に巻きついた蛇!
そもそも尊名「軍荼利」は、一説に梵語(ぼんご:サンスクリットのこと)名「グンダリー」の
音訳とされており、その意味は「とぐろを巻くもの」なのです。まさに蛇!
「グンダリー」には他にも「甘露(不死の霊薬)をいれる壺」という意味もあり、蛇のパワーと
相まって、強い力で外敵を除いてくださる明王なのです。カッコイイ~!

そんな迫力たっぷりの軍荼利明王立像レプリカは、何と本日で公開終了となります。
間もなく彼は展示室から去って行ってしまうかと思うと、私はとってもさびしいです・・・。
今後は、このブログの写真を見て懐かしみたいと思います。

(平成28年11月6日 展示担当 摩利子天)
 

「2016大宮区民ふれあいフェア」に参加

10月29日(土)に大宮ソニックシティで開催された「2016大宮区民ふれあいフェア」に、
歴史と民俗の博物館も参加し、けん玉による「昔遊び体験」ブースを設置しました。
職員は例年同様ハロウィン仕様のコスプレで参加しました。


ご家族連れで盛り上がる当館のブースは、埼玉県のマスコット「コバトン」や
さいたま市のPRキャラクター「ヌゥ」から次々と表敬訪問を受けました!

「コバトン」と記念撮影


「ヌゥ」とドラキュラのツーショット

参加者の中には職員もビックリ!超高難易度の技を次々と披露する
「けん玉名人」も登場し、最終的に参加者は369名を数えました。

「けん玉名人」

当館のブースを訪れていただいた皆さん、楽しい時間を過ごしていただけたでしょうか。
今度は博物館でお会いしましょう!

(平成29年11月1日 企画担当 裏街道)
 

特別展「徳川家康」の開幕&抽選会

夏の暑さが残る時期に展示品の集荷を行っておりましたが、
展示作業をしている間に、秋らしい涼しい日々になりました(時々暑いですがね・・・)。

さて、去る10月15日には特別展「徳川家康-語り継がれる天下人-」も無事に開幕し、
連日、多くのお客様にご来館いただいております!!



会期中には、一部展示替えもございますので、「展示資料一覧」をご確認いただければと
思います。

また、記念講演会Ⅰ(10月30日実施)は、10月17日に受付を締め切らせていただきました。
ご応募は、なんと656名様に達しました!!
翌18日には厳正な公開抽選会を行い、ご応募いただきました皆様に抽選結果の返信ハガキを
お送りしたところです。



記念講演会Ⅱ(11月20日実施)は、11月2日までお申込みを受け付けておりますので、
ふるってご応募ください。

皆様のご来館を心よりお待ちしています。

(平成28年10月19日 展示担当 U )
 

次回はぜひ修学旅行でご来館ください!!

10月8日(土)、台湾から高校教育関係者8名の視察がありました。
当日はあいにくの雨でしたが、まず「ゆめ・体験ひろば」でまが玉作り体験を行いました。
滞在時間90分という強行軍のなか、当館の体験学習ボランティアの協力のもと、
みなさん一生懸命にまが玉を作っていらっしゃいました。


書上館長による巨大まが玉を使っての解説にも思わず熱が入ります。


ベーゴマを介しての国際交流も始まりました。言葉は通じなくても心は通じますね!


次に、常設展示室をご見学。
台湾の方からは、「埴輪は、奏の始皇帝陵の兵馬俑と同じようだ。」というご感想もありました。


次回はぜひ、修学旅行の生徒さんと一緒にお越しください。
職員一同、ご来館をお待ちしています~!


(平成28年10月11日 企画担当 名月)