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埼玉県立歴史と民俗の博物館

 
民俗展示室(常設展示室第10室)
民俗展示室「水とくらし」

  埼玉の地形は、西に山地、東に低地が広がり、その間をふちどるように南北に続く丘陵地や台地と様々な姿を見せます。変化に富む地形で形作られる埼玉の「水」は、上流・中流・下流で異なる表情を見せる大河川、小川、水田、用排水路、湖沼、溜池と多彩であり、どれもが暮らしに身近な存在でした。人々は自分たちが生きる地域で水と向き合い、水とのつきあい方を模索してきました。

  人々にとって「水」は暮らしになくてはならない恵みであると同時に、時に猛威を振るい大きな被害をもたらす恐ろしい存在でもありました。埼玉の人々は、水がもたらす恐れと恵みと向き合いながらも、その力を借りて自分たちの暮らしをより豊かなものにしてきました。先人が築いてきた様々な水との付き合い方は、埼玉の風土と歴史によって育まれた埼玉ならではの生活文化の1つなのです

   
 

コラム展示

コラム展示「船大工」

 会期:平成30年2月10日(土)~平成30年6月10日(日)
 会場:民俗展示室(常設展示室第10室)内

 船は、水上を人や物を乗せ運ぶ道具です。海がない埼玉県では、物の運搬()や漁船、水害時の避難用()の船として、船底が平らな川用の船が使用されていました。昭和61年、62年におこなわれた民俗調査では、県内に6名の船大工()がいたことが報告()されています。埼玉の船大工は、主に荒川筋()利根川()江戸川()水系()沿いに住み、船造()りを生業()として暮らしていました。

 船大工も家大工も、木材を加工するという点では変わりがなく、両者の道具は共通するものが多いです。ただし、船造りの工程()には船造りならではのものも登場し、そこには独自()技術()がありました。このコーナーでは、県指定有形()()俗文化()()江戸川()船大工()用具()漁船()」を中心とし、船大工に特徴的()な技術とそこで使用される道具の数々をご紹介します。